全ては横須賀製鉄所から始まった!横須賀誕生の背景を学ぶべく、「ヴェルニー記念館」を訪問!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

スポンサーリンク

デートに最適!港に面したヴェルニー公園

まずはヴェルニー公園ですね!この公園は、2001年度末に完成したフランス庭園様式を取り入れた公園です。横須賀製鉄所跡が眺められるだけでなく、ヴェルニー・小栗祭というお祭りも毎年開催されるんですって!!
▲横須賀製鉄所の建設に貢献した小栗忠順の像
先ほども登場しましたが、この方が幕府に対して横須賀製鉄所の必要性を直談判するなど彼の努力によって製鉄所が完成したと言っても過言ではないという。公園内には、彼の銅像がこんな感じで建っとるんですよ!!ただ、この小栗忠順って社会の勉強で習いましたっけ??
私が単に忘れているだけならいいんですが、中学校や高校の日本史で横須賀の発展や小栗に関してって教わった記憶が全くなくてですね。。特に、私は鎌倉市民だったのですぐ近くにこんだけの歴史がある街があるんですからそのことについて教えてもいいのに。。
ちなみに、小栗忠順のお墓は横須賀にはなく群馬県高崎市にある東善寺というお寺にあるそうです。彼が亡くなった場所が高崎市だったようで、東善寺には小栗に関する資料館もあるとのこと。まだ行ったことがないので、ここは行っとかなきゃいかんわ~~!!
そしてそのお隣にはヴェルニーさんの像もありますぜ!!横須賀の街の歴史にはもう欠かせない存在であることはおわかりですよね!!最終的に、ヴェルニーは1908年5月2日にフランスのオプナで死去。享年は71歳であり、今現在も彼の生家は残されているそうです。
公園内には、こんな感じでバラなどのお花も植えられています!フランスの品種を中心とした約130品種・1,400株のバラが植えられています。
眺めていたら、何かのヘリが着陸しおったぞ!!
▲港の夜景がきれいな夜のヴェルニー公園
んで、先ほどまでは昼の写真でしたが実はこの公園は夜になるととっても雰囲気が良く景色が綺麗な場になるのです!!
私はこの公園に関しては、昼よりかは夜の景色の方が好きなんですな~。昼間もそうですが、この公園やJR横須賀駅付近はそんなに人通りは多いという感じではありません。横須賀の中心街は、今では京急の横須賀中央駅付近の場所になっていて、飲み屋やらデカイデパートやらはだいたいそっちにあるんですわ!!
ここは夜になると公園内に灯りがつくし、湾口周辺に灯る夜景がとっても綺麗なんですね。ヴェルニー公園内は湾口の地形の関係で風もあまり吹かない場所なので波もとっても穏やか。
人もとっても少ないので恋人とのデートとか、誰かと語りたい時にここに来るととってもいいですよ!港湾に向かってベンチも置いてますので。
ただ、これはおまけですが特に金土の夜にドブ板通りに行くと面白い光景を見ることができます。マジで外国です。この通りにはヨコスカネイビーバーガーの店とかスカジャンの店とか、あとは外国風のバーが立ち並んでいるのですが、夜になると外国人たちが飲み歩く街と化します。
横須賀の米軍基地関係の方が多いそうですが、やらかす奴がいないかを偵察するためのMPも歩いていたり、なかなか日本で見ることができない光景を見ることができます。みんなワイワイ楽しそうにしていますが、別に歩いていても襲われる心配はないです。ただ、可愛い女性が一人で歩いていたりすると絡まれるかも(⌒-⌒; )
ま、それは渋谷や新宿と変わらんか。。

スポンサーリンク

ブランス人技術士の方々ために遊郭が誕生!

※「今昔マップ on the web」を元に作成
あとは、この横須賀にはフランス人技術士の方々が来ることなったために、外国人専用の遊郭(外国人遊参所)である大瀧遊郭が誕生しました。誕生した時は、今現在の大滝町といわれる場所(厳密には上の地図辺り)にありましたが、その後に発生した火事がきっかけで上町の方(横須賀中央駅の南側の場所)に移転することになります。
▲大きな通りが残っている柏木田遊郭跡
移転後は柏木田遊郭という遊郭として売春防止法が完全施行される1958年まで栄えましたが、その後赤線を経て今では完全に住宅地となっています。横須賀は、幕府公認の遊郭街としてはここだけでしたが、その他に皆ヶ作銘酒屋街や安浦銘酒屋街という私娼街があったり、メリーさんがいたり(のちに横浜に行きました)と売春に関して多くの話が眠っている街でしたが、今ではそのかすかな名残が残っているだけで、売春としての歴史は今は絶たれているんですな!
↓↓この辺は、柏木田遊郭に関しては以下の記事にまとめており、その他の私娼街に関しては記事作成中ですのでもう少々お待ちください!

スポンサーリンク

横須賀唯一の水源である「ヴェルニーの水」

最後のテーマは「水」です!横須賀の街が発展するために水を確保する必要があったのですが、これは横須賀に限った話ではなく、街が一気に栄えたりすると生活用水をどう確保するかが問題になってくるわけです!
▲横浜の野毛にある日本初の水道管
それは江戸時代に江戸の人口が増えた際に整備された玉川上水、あとは開港して横濱の街が発展した時には「水道みち」が相模湖の方から野毛山まで約43km引かれて、水を確保することになり、これが日本の近代水道の発祥とされて、この工事に携わったイギリス人技師のヘンリー・スペンサー・パーマーはまさに日本に近代水道の技術を伝授してくださった偉大な方だったりするのです。
そんな感じで、大きな都市では様々な方法で水が引かれるわけですが、では横須賀はどうしたのか??
▲横須賀唯一の水源「ヴェルニーの水」
横須賀も横須賀製鉄所ができるにあたり、水源の確保が必要になりました。先ほどから死ぬほど登場しているヴェルニーのお出ましです!ヴェルニーは横須賀で水源を確保するために水源地を探し走水水源地を発見したのです。
この走水水源地は、横須賀市内唯一の水源地でありヴェルニーの水として親しまれることになりました。今現在も走水水源地で得られる水は一般の方も利用することができ、基本は無料で供給することができますが、あんまり大量になると有料になるようです!!
1999年には、ここの水を求めて皆が来るまでやってきて渋滞が起こったことで一旦解放が停止されましたが、今では水を汲むことができます。私が訪問した時には、おっちゃんが大量に水を汲んでましたわい(笑)

おわりに

またまた記事が長くなってしまいましたが、こんな感じで横須賀という街は発展を遂げていったんですよ!!
海軍とかカレーとかのイメージが強い横須賀ですが、製鉄所が誕生したことで街が発展してきたこの街。目立った観光地はないかもしれませんが、今回紹介したヴェルニー記念館だけではなく、軍港クルーズ、猿島、戦艦三笠など見所はそれなりにあるので、ぜひぜひまだ訪れたことがない方もこれらの背景を知りつつ横須賀を訪れると、また違った見え方ができるんじゃないでしょうか??

参考文献

↓よければクリックをお願いします

スポンサーリンク

詳細・地図

住所 神奈川県横須賀市東逸見町1丁目1
営業時間 9:00~17:00
(入館は16:30まで)
定休日 毎週月曜日・年末年始
※月曜が祝日の際は翌日休館
入館料 無料
駐車場 なし
電話番号 046-824-1800
アクセス JR横須賀駅から徒歩約5分
リンク https://www.cocoyoko.net/spot/verny.html
↓↓twitterもよろしくです
※ほぼ毎日つぶやき中
こちらの記事もどうぞ!
この記事も読まれてます!
関連コンテンツ
関連コンテンツ



  • このエントリーをはてなブックマークに追加