元AKBなどの芸能人が宿泊した熱海のレトロ旅館「竜宮閣」に迫る!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

ういっす!

今回は、日本の中でも大変有名な温泉街の熱海にある、とある旅館のお話です。

熱海は温泉街ということもあってたくさんの旅館があるわけですが、私が紹介したいのは老舗の温泉旅館である『竜宮閣』。建物自体がかなりレトロ感満載の建物で、この旅館の背景が大変気になりましてですね~~。

ということで、今回は竜宮閣に宿泊してご主人さんや女将さんから、たっくさん話を聞いてきたので、その辺を以下にまとめていきたいと思います(*^-^*)

本記事のポイント

・蕎麦屋だった建物を、昭和12年に買い取ったのが始まり
・風呂場は壁全面がタイル張りであり、レトロ感半端ない!
・元AKBや桐谷健太さんなど、多くの有名人も訪れた旅館

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熱海の老舗旅館「竜宮閣」へ!

熱海城からの熱海夜景

ということで、今回の舞台は日本でも大変有名な温泉地である熱海っす!

平地が少なく坂が大変多い熱海には、海岸に沿う形で多くの旅館が密集して建てられています。その町並みは明井も大変綺麗で、熱海城からの夜景は『東洋のナポリ』とも言われるほど!

綺麗っしょ??(笑)

多くの人でにぎわう熱海銀座

熱海は東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年に東海道新幹線が開通したことで多くの客を増やしたものの、バブル崩壊とともに街は撃沈。。ところが、様々な施策を行ったことで2010年ころからV字回復を遂げたというのは結構有名になった話かな!

東京から近いし、最近では熱海プリンや熱海シュークリームとかSNS映えする若者向けの店も出始めている感じの温泉地なんですな~。

今では100軒近い旅館があるこの観光地で、今回私が向かったのは「竜宮閣」という旅館っす!!

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今回取材した竜宮閣

それがこちら!

私が泊るとなると、大体こういう旅館です(笑)

もうね、大手のチェーン店が経営するホテルとかはもう関心なくて泊まれないっすわ。。こういった歴史の長い昔からある建物の個人経営の旅館じゃないと泊まる気にならないっすね(;’∀’)

すでに電話で予約済みであるということで、早速館内に入ってみることにしましょーー(*´▽`*)

入り口も昔ながらの良い雰囲気

館内はこんな感じ!

柱や意匠など造りが凝っていて、古い建物好きにとっては至るところが気になてしまいますわい。

いい雰囲気やね~~。

と言いたいところですが、中に入るとさっそくご主人と女将さんが出迎えてくれました。予約した旨を伝えて、早速部屋へと案内していただくことに。

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二階の雰囲気
今回私が宿泊した部屋

今回私が宿泊したのはこちらのお部屋。

竜宮閣には、二種類のタイプ(6,156円の部屋と、5,650円の部屋)があり、どうせならということでちょっと広めの部屋を選択しました。

部屋を案内していただいたと同時に、私がブログをやっていて全国の知られざる街の歴史を調べているなどの、今回宿泊した背景を伝えると、ご主人さんは竜宮閣の歴史や熱海の町の現状などをたくさん話してくれました!

ということで、この旅館の歴史に関してから紹介していきますかね(*´▽`*)

昭和12年に蕎麦屋を買い取った

この竜宮閣の始まりは1937(昭和12)年のこと。

キャバレー時代の看板

元々ご主人の祖父母は東京で暮らしており、昭和の初めのころまでは池袋で『竜宮』というキャバレーを営業していたとのこと。現在でも、旅館の入り口には当時使用していた「龍宮」と書かれた看板が掲げられています!

字を崩しすぎていて読みづらいですけどねww

このお店には政界の著名人も来店していたようで、その中でも有名だったのが、かつて内閣総理大臣を務めた鳩山一郎氏。ご主人の祖父母はそういった方々とも交流があったそうです。

ところが、時代は昭和の初めになると日中戦争が勃発するなど戦争への道へ突入していくことになります。

そのとき、どうやら食糧事情が厳しくなるなどでお酒の提供ができなくなったこと、さらには祖父母の体調不良のため、「療養もかねて別の場所で旅館をやるか!」と、なったそうです。

そこで、ご主人の祖父母は熱海へとやってきたのです。

この建物はそのときである1937(昭和12)年に買い取ったそうなんですが、買い取る前は蕎麦屋だったとか。そこで、玄関の床を上げ、二階に客室を設けるようになどの改修をしたことで、現在の旅館になったとのこと!

そんな背景があるため、現在の竜宮閣は昭和12年以前の建物ではあるんですが、いつ建てられたかの具体的な時期は不明とのこと。。

改修してない箇所は釘は使われていない

少なくとも築80年は経っているこの建物。それだけ古いということもあり、木造であり釘は一切使われていないんです。。と言いたいところですが、改修した部分には所々釘が入っているとのこと。

見所はたくさんある

床の間の天井にはあじろ編みが見られ、手すりにも原木がそのまま使われていたりと、建物を細かく見てみると見所はたくさんあるんすよ(*´▽`*)

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壁中タイル張りの激レトロ温泉

タイルが印象的な温泉

そして竜宮閣といえば、何といってもこちらの温泉ですね!

東北地方の宮城県や九州など全国から多くの温泉好きがやってくるほか、大阪からはテレビの取材でこの浴室が使われたこともあったそうです。

ここは完全貸し切り制なので、気兼ねなくこの空間を独占しながらお湯に浸かることができるんですよん♨

見事な竜宮閣タイル

いや~~~このタイルは本当に見事ですよね!

この温泉は、蕎麦屋だった建物を買い取った際に旅館にすべく備え付けられた浴室。間近でみると数cmのタイルで描かれているものの、ちょっと離れてみると、そうは感じさせないほど美しい竜宮城が見えますよね。

浦島太郎が亀に乗ってる姿も見事だし、あとちょっと海藻がデカすぎる気がするが、それはまぁいいか。。(笑)

「竜宮閣」の文字が秀逸

タイルで書かれた「竜宮閣」も秀逸ですね~~。

“竜”の文字は田の部分がバッテンとして書かれており、”閣”の文字は門構えがだいぶ崩れておりますな(笑)

設備面は、現代のスーパー銭湯とかホテル・旅館に慣れている方だと不自由かもしれませんね。ちなみにシャワー自体は備え付けられていますが、使おうと思ったらお湯が出ませんでしたww

私的にはちょうど良い温度だった

お湯加減は私的にはちょうど良く、いい湯に浸からせていただきましたよ!

こういった昔ながらの雰囲気の温泉も日に日に姿を消している現代ですからね、、、とはいっても、令和の時代になってもこのような温泉に浸かれるのは本当に幸せなことですよ!

壁中がタイル尽くし
こちらにも素晴らしい絵が!

一方、浴室はもう一つあるんですね。こちらは「扇湯」という狭い方の浴室。名前の通り、湯船が扇の形をしておりますな!

富士山はやはり鉄板

こちらの浴室にはこのような絵があるんですが、やはり富士山ですか!

銭湯の浴場に描かれている絵も、富士山が題材になるのは超鉄板ですからね。

有名な方が描いた鯉の絵

扇の形をした湯船は結構小さめなので、大人一人しか浸かれないですね。それかカップルでとか。男二人はちょっとね。。(笑)

ちなみに、この写真に写っている鯉の絵は有名な方が描いたらしいんです。それを知っている方の中には、こちらの浴室の方が狭いものの、この絵を見たいがためにこっちを選ぶお客さんもいるんですって!

という感じで、とにかく素晴らしい雰囲気の温泉があるというのが竜宮閣のポイントっすな!

学童疎開の子供たちがやってきた!

蕎麦屋から買い取った建物を改修して旅館営業を始めてから数年が経った1941(昭和16)年には、太平洋戦争が勃発。

竜宮閣も、この戦争に関わるエピソードが残されているんです!

トラック島を空襲する米軍機

熱海では、工場労働者の方々などが一時の休日を過ごすために大挙して訪れ、旅館数も100軒を超えるほどの賑わいをみせていました。ところが、戦争が長引くにつれて温泉地は軍人らの静養、療養地へと変わっていくことになります。

それにより、熱海では約60軒の旅館が傷痍軍人の療養の場となり、大陸から帰還した多くの軍人によって利用されることになったのです。

そんな中、戦局が悪化した1944(昭和19)年当初からは大都市の学童疎開が計画され、東京では学童約23万人の集団疎開が決定。そして熱海では、周辺の伊豆山を含め、約4,000人の児童を25軒の旅館で受け入れました。

竜宮閣では、ご主人のお父さんが戦地へ行くことになり、祖父母は近くのアパートで部屋を借りてそちらに住み、旅館には大森区の大森第一国民学校の三年、五年の生徒を受け入れたとのこと。そして、旅館の一室を教室に利用しており、授業の合間には薪運びや食料の買い出し、さらには湯河原までの遠足も行っていました。

そんな10か月に及ぶ熱海での疎開生活は、静岡間での空襲が激しくなったことで終わりを告げたっとのこと。大森第一国民学校の生徒たちは、1945(昭和20)年6月に、今度は岩手県へと再疎開することになるのです。。

今度は岩手県の、どの旅館に疎開したんだろうか。。

ということで、竜宮閣の歴史を紹介してきましたが、一旦ここでページを区切ることにしますか!

次のページでは、竜宮閣へと宿泊しに来た有名人の方々や、旅館営業に関する話や熱海の現状などをまとめていこうと思います(*´▽`*)

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