山梨県北杜市に現存するウルトラ古民家「つがね食堂」は、良心的で知られざる秘境食堂だ!!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は、山梨県北杜市の「津金」という地区にある古民家食堂に関する記事になります。ここは、元々訪問する場所ではなかったというかそもそも取材旅の途中でたまたま知ったスポットだたんですね!!
たまたま近くのポール・ラッシュ記念館で周辺地域のパンフレットを漁っていて、あまりの古民家ぶりに「うわぁ~~行ってみてぇ~」と思って速攻で旅の計画を変更して訪問したスポットになります!!
では、そこはどんな食堂なのか、そしてその古民家にはどんな歴史があるのかについて以下で放出したいと思います~~!
本記事のポイント

・津金食堂の古民家は築120年以上で明治時代の建物!
・お店はとっても親切なご夫婦が営業していてアットホームな雰囲気
・大家さんから借りている家のようで、元々は養蚕をしていた家だったという

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つがね食堂はどこにある?

そもそも津金ってどこ?って話ですよね。私も、食堂に来た時には自分がどこにいるのかわかりませんでした(笑)
これぞ、カーナビに頼りすぎた現代人の怠慢ですわ・・。津金という地区は、山梨県北杜市ということで地図で示すと上の場所になります。北杜市と言えば、近くには増冨ラジウム泉という知る人ぞ知るラジウム温泉があったり、あとは「ハイジの里」という観光スポットがあったりしますが、メジャーなスポットというとそういえるスポットはないっすかね(^-^;
甲府盆地からに北に向かって、長野県の県境付近まで行かなくてはいけないのでアクセスは良いとは言えないかな。北杜市目的というよりかは、近くにある清里高原や野辺山原へ行く途中で寄るという方が多いのかしら??

半端ない存在感の「つがね食堂」

▲すんげぇ存在感の「つがね食堂」
そして「つがね食堂」に到着!
いや〜すんげぇわ!!そもそも建物自体がデカイし、この年季が経った感じが半端ない存在感を引き立てていますよ。そして、奥に「つがね食堂」の暖簾がかけられていますね。そこだけ他とは違い新たしさが際立っているので、食堂のために改装したんだろうな〜〜。
こちらも、いわゆる都会の作りこんでます感が出ていない感じがいいっすね(*’▽’)

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こちら、入り口。外から見るとこの辺だけ素材が新し目っすね!この暖簾なんかいいな~「食堂」の字体が壁画とかに書かれてそうなやつや(^^)
店内はこんな感じでした。この古民家自体は二階建てで結構なデカさを誇ってはいるものの、お店として解放しているのはこのスペースだけ!こじんまりとしていて、この椅子とかテーブルが揃っていない感じがいかにも地方の古民家の食堂って感じがしますわ。
私が座ったのはこのテーブルっす!
扇風機は2台体制。クーラーなどは使わず、さらにはこの扇風機がリモコン式ではないという所に時代を感じますね!

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部屋には、津金周辺のスポットに関するパンフレットや地元でとれた蜂蜜などが売っていました!!今考えたら蜂蜜買っておけばよかった( ;∀;)
メニューはこちら!いつも定食を二つばかり用意しているそうで、本日は「ギョフテ・イスケンデル定食」「揚げなすぶっかけ定食」の2つでした。正直どっちも食べてみたかったのですが、本日は後者を注文。
▲今回食べたのは「揚げなすぶっかけ定食」
そして到着した料理「揚げなすぶっかけ定食」がこちら!うわ~~めっちゃうまそうや!普段はラーメンばっかりで食生活も崩壊しているということでこのような家庭的な料理は本当に助かります!ここの料理は本当に家庭的で、今の現代に良くある濃い味付けというよりかはとてもあっさりしていてお母さんの料理を思い出すかのような定食!!
この定食ではふんだんにおいしいなすが使われていてもうベリーグッドでした!

良心的な夫婦が営業するアットホームな古民家!

食事をしながら、料理を作っていただいた奥さんにこの食堂や建物について質問すると、丁寧に答えてくれました!他にお客さんもいなかったというのもありましたし!!
つがね食堂はこの古民家に暮らす夫婦の方が営業をしています。以前はこの地区の別の場所でお店をやっていたそうなのですが、ここを使えることになったということで古民家を大家さんから借りて営業しているのだという。
そう、ここの古民家は別の方が所有しており、お店を営業している夫婦は大家さんに毎月の使用料(家賃)を払っているんですって!
▲奥にあるトイレへの通路
お客さんは、地元の方などの常連さんが多いとのこと。たまに、昭和レトロ好きというか私みたいなこういうのの物好きが訪れたりもするそうなのですが、いかんせん知名度が低い(場所もなかなか気づかれにくいということもあるのかな・・)ということでなかなか新規のお客さんは来られないのだという。。
いや~ここは完全に知名度の問題ですね!料理はおいしいし、夫婦の方はとても良心的で話しやすいし、古民家の雰囲気はアットホームだし(*’▽’)
去年から営業しているということでまだ1年ほどしか経っていないのでこれからに注目っすね!!そして、話を聞いているとこの建物の二階には機織り機があり養蚕を行っていた家だったそうなんですね。ほうほう、生糸ですか。

養蚕をしていた古民家だった!

ここは養蚕を行っていたということで、少し養蚕の話を絡めましょう!日本は1859年に開港して外国との交流を図るようになりましたが、それ以降日本の主要だった輸出品目は生糸だったんですね。いわゆる蚕によって生成される糸のことっす!!
その生糸は、開港した横浜から輸出されていきましたが、その生産地だったのが群馬や山梨、長野などの北関東や甲信越地方だったのです!そして、この古民家にもあった機織り機を使って生糸で布を織(お)っていたんですね。
そして、上の図のように北関東や甲信越地方で作られた生糸は、八王子に集められ、そこから絹の道という政府非公認の裏街道を伝って横浜へと運ばれたのでした!
▲八王子(鑓水)から横浜へ続く絹の道
知の冒険でも生糸に関しては結構いろいろな記事で紹介していまして、絹の道に関しても以前記事にしました。八王子は生糸が集積したことから「桑都(そうと)」といわれ、しばらく経って絹を運ぶために横濱鐵道(現:横浜線)が敷かれたり、最終的には機械でということで群馬県には世界文化遺産になった富岡製糸場が建てられたりしたわけです。
そんな感じで、生糸というのは日本の歴史に大変大きく関わった背景があるわけなんですね!!
↓↓絹の道に関する記事はこちら
山梨県でも、通称おっぱい公園といわれるシルクの里公園という公園があったりして、昔養蚕が行われていた名残が残っています。今はブドウの生産で有名な勝沼とかでも以前は養蚕をしていた方が多かった場所なんですね。
まぁ超軽く話すとこんな感じで生糸は山梨県でも生産されていたわけで、今回の古民家でもその流れで生糸の生産が行われていたそうです。そもそも、津金には5つの部落があり今回の古民家があるのは「桑原」という部落であり、その名前からも想像できるわけですね!!
▲二階との仕切りはこの板のみ・・
機織り機は二階にあったんですって!ただそれ以外にも、この家を改装するにあたって建物の中を調査するときには大家さんですらもう何十年も入っていない部屋があったりと、結構いろいろな場所が荒れていたという。
今現在は二階は何もない状態なのだそうですが、「ゲストハウスをやってはどうか?」などの声もあり何かをやろうと思えば出来ることはたくさんありそうなんだとか。ただ、一階と二階は上の写真に写っている一枚の板だけで仕切られているため二階で何かをするのであれば、その分も補強もしなくてはいけないということらしい。

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低予算にて古民家を改装

この古民家は、建築基準で言うと結構やばいレベルらしいです。まぁ120年以上も前となれば建築基準法のような法律もなかったわけで、耐震基準なんてなかったも同然。ただ、山梨県って結構自然災害にはやれれていない都道府県ということもあってか、この建物は今まで現存することができているようです。山梨県での被害といえば、直近だと甲府大空襲1945年(7月6日〜7日)ではないでしょうか??
そして、この古民家を食堂にするにあたっては業者に頼んで改装することになったそうです。ただし、そんなに予算がなかったので自分たちも手伝っての改装だったとのこと!
改装前は、扉という扉がなく柱が立っているのみという状態で、ところどころに囲炉裏や、その囲炉裏の煙を外に放出するための煙突もあったそうです。木造建築なのに、よく屋内で煙突作ったな(笑)
耐震的に問題があったために作られた柱。本当は一本の柱のみで補強する予定だったものの、もう一本柱を追加して間を壁にしたようです。どうりで、他の柱に比べてやたら新し目に見えるわけだ!
あと、写真に写っている白い壁も改装によって作られたという。
あ〜あとこの建物は全体的に屋根が低いっすね!ところどころに「頭上注意」の札がぶら下がっており、これは明治時代の方となると、今の我々と比べて身長が低かったからなのではないかと。
しかし改めてではありますが、外観半端ないっすわ!!所々が、二階の重みで一階部分がへこんでしまっていたりするのが少し気になりますが、今では見られない作りが多いと思うので、建築関係の方々などは見ていて飽きないんじゃないっすかね。

津金には古民家が多い!?

▲疑洋風建築の旧津金学校
今回紹介したのは築120年以上に及ぶ古民家でありましたが、津金地区には多少なりとも古い建物が多いように感じました!!代表的な古い建物としては、カフェ明治学校や、上の写真の旧津金学校がありますし。
この旧津金学校は、疑洋風建築という建築方式で山梨県に見られる独特の建築方式なんですね!!今現在山梨県にはこの旧津金学校を含んで五つこの建築方式が残っており、当時の学校の様子やその街の歴史などが展示されていたりします。
この旧津金学校はその中でも展示物が豊富で、中にカフェも備わっているというスポットなので、後に記事化しようと思います(*’▽’)
その他にも、この辺をうろうろしていると気になる古い建物がちらほら見られましたよ!
そしてこの津金がある北杜市は、少子高齢化&人口減少が結構すさまじいという。この古民家がある桑原という部落には、何と保育園には2人しかいなく、20近く家屋があるものの、韮崎などに働きに出ていて家を空けている方も多いそうです。
それほど目立った観光地もなくという場所であるので、

おわりに

山梨取材旅でたまたま見つけた古民家でしたが、せっかく訪問して多くの方に知っていただきたいと思って記事化することにしました。地方のお店はたいていそうですが、夜の時間は割と早く閉まってしまう(18:00閉店)ので、お昼過ぎとかに訪問すると奥さんと話しやすいかもしれないです。
ここは、食堂とはいえデザートやコーヒー的なものもありカフェ的要素も供えているようなので、くつろいだりすることもできると思いますよ(*’▽’)

参考文献

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詳細・地図

住所 山梨県北杜市須玉町上津金415
営業時間 11:30~18:00
定休日 月曜日、火曜日
(月、火が祝日の場合はその翌日)
駐車場 無料
電話番号 0551-47-5221
アクセス 中央自動車道長坂I.Cから車で20分ほど
リンク https://tsuganesyokudo.jimdo.com/
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