「日本百名山」を選定した深田久弥が茅ヶ岳山中で亡くなった場所には、慰霊碑が建てられている!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)
今回は「深田久弥(ふかだきゅうや)」という男に関する記事です。この男の名を聞いたことがありますでしょうか??
登山に興味がない方だと知らない方が多いかもしれませんが、この方は日本百名山を選定した登山会には欠かすことができない偉人なのです。その深田は、山梨県にある茅ヶ岳の山中でなくなり、その場所には今もひっそりと慰霊碑が建てられています。
ってことを知った私は、その慰霊碑の場所に行って深田久弥が亡くなった場所をこの目で見たくなり、茅ヶ岳へと向かったのでした!!深田久弥と日本百名山に関して、ちょいと学んでみませんか??(*’▽’)
本記事のポイント

・深田久弥は、登山家のバイブルである『日本百名山』を執筆した
・最後は茅ヶ岳の山中で倒れて亡くなってしまった
・今でも、山中には彼が亡くなったことを示す慰霊碑がある

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車中泊で翌日の登山に備える!!

▲駐車場でちょっくらブログを書く
今回の取材において、深田久弥終焉の地に訪問するのは必須になるため、久々の登山敢行になります。今回の訪問は山梨取材の一環として行うため、石和温泉駅で下車した後レンタカーを借り茅ヶ岳の麓の駐車場に直行!!翌日は他にも取材するスポットがあるため、茅ヶ岳登山は早朝に行うようにしようという計画っす。
そのため、麓(ふもと)の駐車場で車中泊をした後、翌日の朝から登山をすることに!まだ睡魔が襲ってこないので、スマホでデザリングをしながらブログを少しでも更新・・。
▲茅ヶ岳の麓の駐車場には多くの車が
そして寝落ちして気づいたら朝でした(*’▽’)
クッソ暑くて暑さで目が覚めましたが、早朝にもかかわらず車の中が蒸し風呂というか電子レンジ状態でした。。 私が寝ていたときは車が他に一台も停まっていなかったのですが、目覚めると以外にも多くの車が( ;∀;)
茅ヶ岳は世の中的には認知度が低い山だと思いますが、この麓の駐車場は割と来やすいですし難易度も高くない山なので訪れる方も多いのでしょうね!!実際に私が登山していたときも多くの方とすれ違いましたし。

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茅ヶ岳の麓には深田公園が!

▲茅ヶ岳の麓にある「深田記念公園」
駐車場から少し歩くと深田記念公園が姿を現します。この公園は、深田久弥が茅ヶ岳で亡くなったことから作られた公園。面積はそんなに大きくはないですが、ここに深田久弥を弔う碑も置かれており、登山者の方に親しまれている公園ではないかと。
ここの深田記念公園では、今でも毎年のように『深田祭』という深田久弥氏のを偲ぶ催しが開催されています。2018年も4月15日に開催されたようです。来年は都合があえば行ってみようかな(*’▽’)
碑には「百の頂に 百の喜びあり」という文字が刻まれていました。

おびただしい数の太陽光パネルが!!

▲茅ヶ岳付近に大量に敷かれる太陽光パネル
しかし、登山中にもそして以前にクワガタ採集をしていたときから気になっていたのですが、茅ヶ岳がある韮崎市辺りはとにかく太陽光パネルの数が異常に多いんですよね。この辺は毎年来ているのですがどんどん緑が伐採されてパネルが敷き詰められている気がします。。
まぁここ韮崎市やお隣の北杜市辺りは、日本中の中でも日照時間がかなり長い場所で知られているからこその設置なのだとは思いますが。。
いったいこの辺の太陽光パネルは誰がどんな流れでここに敷き詰めているのだろうか。

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何だか危なっかしいな。。森は緑のダムでもあり、森林があることによって洪水を防いでくれる役割もあります。無造作に気を伐採しまくると洪水や土砂崩れを起こしますよ(怒)

いざ、終焉の地に向けて登山開始!

▲茅ヶ岳の登山道
深田記念公園を後にしていざ登山開始です!!登山口からは、しばらく緩やかな山道を登っていき、女岩という地点に、そしてそこからは少し急な山道に突入し、深田久弥終焉の地を経て茅ヶ岳の山頂に到達する形になります!!
標準タイムですと登りは2時間30分、下りは1時間40分のようです。本日は気温も高いため、1.5Lのりんごジュースを持っての登山になりましたぜ!!
ということで、登山スタート!私は大学や大学院時代にはそれなりに登山をしていたのですが、社会人になって知の冒険を始めるようになってからはめっきり登山の回数が減ってしまいまして。。というか、登山する時間的余裕がないといった方が正しいですな。本当は登りたい山はたくさんあるのですが。。
登山道はしばらく特に目立った突っ込みどころもない道でした。景色もしばらくは見渡せそうもないし。。
歩いていると早速こんな看板が!
また、太陽光パネルかい( ;∀;)
▲太陽光パネルを敷くために伐採された森林
さらに先を歩くと、山の斜面が一面伐採されているエリアが・・。あ~ここにパネルを敷き詰めまくる仕組みやな。。一体どれだけのパネルをここに敷き詰めるつもりなのだろうか。あんまりここの太陽光パネル事情に関してはご存知ではないので、勝手な推測は禁物だとは思いますが。。
規制とかその辺はどうなっているのやら。。
少し暑さにやられながら道を突き進んでいると分岐点に到着、私はここを右に進んでいきますが、左に進むと「饅頭峠(まんじゅうとうげ)」というおもろい名前の峠に辿り着くんですな!!
▲ひたすら微妙な斜面を歩き続ける
相変わらず、何も突っ込みどころがない道を進んでいきます。早朝からいきなり準備体操もせずに突っ込んでいるため早くも疲れが。。もう30歳だしそろそろおっさんといわれる領域に突入してきた私。
急な斜面よりもこういう微妙な斜度の道を歩く方がなんか疲れるんですよね。。しばらくは辛抱やな。。
どんどん歩いて行ってもう少しで1時間が経とうというところでしょうか。徐々に大きな岩も出てきて標高が上がってきたと実感できるようになってきたといったところでしょうか。。
▲中間地点となる「女岩」
そして、中間地点の女岩に到着だ~!!
この先には湧水ポイントがあるようなのですが、落石により通行止めになっていました。まぁいいや。ここまでノー休憩で来たので、少し腰を下ろすことに。ここまででちょうど一時間でしたよ!!

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ふぅ~~。
1.5Lあったリンゴジュースも残り半分くらいになってきて、少し飲みすぎたかな( ;∀;)
そしてなんといっても恰好がクソでした。。そもそも登山なのに普段の取材と全く同じ格好で突入してしまったし、鞄だって斜め掛けバッグですからね(笑)
左肩の負担が半端なくて肩ぶっ壊れるかと思いましたよ。。ちなみに、この鞄はアメリカの人気ドラマだった「24-TWENTY FOUR- シーズン5」で主人公のジャック・バウアーが使っていたものと同じモデルの鞄です(笑)
女岩を過ぎたころから、斜面が急になり岩場も大変増えてきました。
もうすぐ、深田久弥終焉の地だな。日本百名山を選定した偉大な先人。山を愛し、その山で亡くなるとは。
少し森が薄れてきて、山頂が近いと実感できる高さまで来ました。いよいよ、深田久弥とのご対面だ。
そしてそれは急に現れました。あ、碑が!!
ここか、この場所で深田久弥は亡くなったのか。。登山に夢中になっていたのでいきなり現れて心のリセットが出来ませんでしたが、少し体を休めて碑と向き合うことに。

脳溢血によりこの地で永眠した深田久弥

▲深田久弥が脳溢血で倒れた場所
ここが、深田久弥が亡くなった茅ヶ岳の山中にある場所です。山頂まで10分ちょいといった場所でしょうか。それは、今から40年以上も前になる1971年3月21日のことでした。茅ヶ岳を登っているさなか、深田は突然この場所で倒れこんで意識を失ってしまったのです。
脳溢血(のういっけつ)で倒れたそうなのですが、それは突然のことだったそうです。それもそうか、体調が悪ければ登山をするはずもなかっただろうし。
碑の脇には、深田が亡くなった時刻「1971年3月21日11時22分」が刻まれていました。
▲終焉の地には花が供えられていた
終焉の地には、かなり新しく花が添えられその脇には手紙も供えられていました。文章の内容から、もしかしたら親族の方だったかもしれません。彼が亡くなってから40年以上が経っても、このように彼のことを供養するために、忘れないようにするために今でも色々な登山愛好家の方がこの地を訪れているのかしら。。
▲山頂付近は岩場が多い
偉大なる先人、深田久弥氏に手を合わせこれで今回の登山の目的は果たせたのですが、ここまで来て山頂はもうすぐなので、茅ヶ岳山頂を目指します!!終焉の地あたりからは、山頂付近ということから岩場が増えて、先人たちによって設置されたロープも用意されています。こういうのは本当に助かる!!
さらには、この辺りから異様に虻(あぶ)が飛び回るようになります。といっても夏の時期だけだとは思うのですが、虻が多いのはちょっと厄介だ( ;∀;)
そして岩場を上ること数分、ようやく頂上が見えてきた!!この茅ヶ岳は、私が登ったコースでは開ける場所がほとんどなく頂上についてようやく景色が見渡せるという感じっす!!
▲鬼のように虻とトンボが舞う山頂
そして頂上に到着だ~~!!ふもとから約2時間の登山でしたが、そこまで何度が高くないということもあって比較的登りやすい山でした。久々の単独登山であり、頂上に着いたはいいものの、景色が、、、まっ雲やないかい。。
晴れてたら、南には富士山、北には瑞牆山や金峰山などの秩父山系、そして西側には八ヶ岳や南アルプスが見えるはずなのですが、雲に覆われているのがとっても残念。。ただ、しばらく頂上で粘れば霧が晴れるのではないかと少し期待してみることに!!
ただ、この頂上ヤバイです( ;∀;)
上の写真にもかなりの数が写っているのですが、おびただしい数の虻やトンボが飛び回っているんですわ。。あまりにも数が多く、虻は羽音もうっさいしせっかくの頂上でも何かあんまり休まる気がしないというのが正直な感想。。
ちなみに、茅ヶ岳の標高は1,704mで周辺の山に比べるとそこまで標高が高いというわけではない山です。
ちなみに、深田久弥が亡くなったこの山は日本百名山には含まれていません。深田は百名山を選ぶ基準として標高は1,500m以上というのが一つの前提条件であり、高さはクリアしているようですが。。
深田はこの山の登りの途中で亡くなったため、その時に山頂までは到達していません。そして深田が亡くなった後、深田久弥のファン組織である「深田クラブ」の方々が二百名山を選定して、茅ヶ岳はこの二百名山に選ばれてもいます。二百名山といっても、元々の百名山にもう百加えての二百です!!
そして、山頂で10分ちょい休憩した後は、ノー休憩でぶっ飛ばして下りました!下りる時には結構な登山客とすれ違いましたよ!しかし、この夏は猛暑だと言われるようにもうクッソ暑いですわ。。
帰ってきたときは、レンタカーの中が鬼の蒸し風呂状態でしたが、クーラー全開にした状態で、次の取材先である清里のポール・ラッシュ記念館へと向かったのでした!!
続きはこちら!日本で唯一行われたBC級戦犯裁判がこの法廷で行われていた!
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