こんちわっす!
今回紹介するのは、兵庫県たつの市にある、すんごい昭和レトロなジオラマがある博物館っす。
このジオラマ、見るととにかくクオリティが高すぎて驚きと感動溢れるわけですが、このジオラマ誕生の背景には、作成したご主人さんの人生が大きく関わっているんですわ!
というのもね、ご主人さんは仕事を定年退職した後、いわゆるセカンドライフをどう過ごすかを考えた際に、「そうだ、定年までにジオラマを作成してそれを多くの方に見てもらおう!」
では、そのジオラマ誕生の背景、そして全貌を以下で紹介しようと思います~!
小京都に現る感動必須の巨大ジオラマ
今回のターゲットである『昭和レトロ情景館』があるのは、兵庫県たつの市という場所。
神奈川県に住んでいる私からすると、兵庫県ですら数回しか訪れたことがないということもあり、たつの市に来るのは今回が初ですかね。この街は、古い街並みが残ってるし、「うすくち龍野醤油資料館」のような博物館もあるので、いずれは行きたいと思っていたところだったので、ようやくの訪問となった訳っすわ( ̄▽ ̄)
そんな、たつの市にひっそりと佇んでいるのが、こちらの「昭和レトロ情景館」っす!
なんと築200年にもなる古民家にあるジオラマ施設なんだそうですわ。この建物自体がレトロというか、200年前って江戸時代だしな。。建物だけ見たら、昭和レトロとかをはるかに凌駕する歴史がある訳っすわ。
では、早速中に入ってみることにしましょーー!
ん〜、一階は物置みたいな感じになってまして、何故か零戦の模型が展示されておりました。館長の趣味なんすかね〜〜
ということで、一階は華麗にスルーすることにして、早速二階へ上がっていくことに。
果たしてどんな世界が待っているのか!!
と思って、扉を開けてみると・・
うおーーーーーーー
ーーーーーーーー
これは凄いわ!!
一つの街が突然出現した訳ですが、もうパッと見ただけで凄さがわかりますね。
建物一つ一つが本当にしっかり作り込まれているし、街には電柱とか草木もあって、あとは歩いてる人、おしゃべりをしている人、寝そべっている人などなど色んな人間模様が垣間見える。
こうやってよ〜〜〜く目を凝らしてみても、細部にわたって一切の妥協なく製作しているのがお分かりでしょうか??
各々の人間もそうですし、建物や看板、あとは「うなぎ」の旗とかも、「あ〜はいはいこういうの街で見かけるよね!」ってデザインになってるっしょ!!
ということで、これだけでもこのジオラマの凄さがわかっていただけたかと思います。あとで、細かいところはじっくり見ていこうかと思いますが、まずはこのジオラマがどんな経緯で誕生したのか、その辺を、館長さんから話を伺ってきましたよん( ̄▽ ̄)
公務員からジオラマ施設運営へ
この昭和レトロ情景館の館長である加藤さんは、たつの市の市役所で働いていた方でした。ところが50歳になった時に、あることを思ったんですって。
それは、、
「定年退職した後は、どう過ごしていこうかな〜〜」
ってこと。
私の父親もそうですが、現在の60代以上くらいの方々であれば、一つの企業で勤め上げて、65歳くらいで定年退職して、老後は年金もらって暮らしていくって人がそれなりにいると思うんですよ。でも、私のような今の30代、あとは40代辺りでも、早期退職制度もいろんな企業で取り入れてるし、もう安泰な老後を送る生活ができる人はあんまりいないと思いますけども。。
そんで、ご主人さんは「そうだ、定年後に自身が作成したジオラマを展示する施設を作ろう!」と思い立った訳です。
とはいえ、そういうことを考える方ってそれなりにいると思うんですよ。それは定年後に限らずですが、ブログ書こうとか、何でも良いですけどなんか面白いことしようと考えると思うんですけど、大体が継続できずに終わっちゃうんですよね。実際に思ったことを実現できる方ってなると、かなり数が減るわけですよ。
でも、館長さんは、そう思い立ってから実に13年もの年月をかけて、このジオラマをコツコツ作った訳です。平日は仕事があるので、基本的には土日の時間を使って、チリも積もれば山となる的な感じで、地道な努力を続けての製作。
館内には、こうした制作過程を記録したノートが置いてあって、ジオラマが出来るまでの様子を見ることもできます。
ちなみに、年月は13年かかった訳ですが、多分皆さんは「このジオラマを作るのに全部でいくらかかったか、めっちゃ気になるわ〜」と思うかもしれません。
みんな、年収とか貯金とか、どんくらいかかったかとか、お金に絡む話は好きよね(*´▽`*)
それはよく聞かれる質問みたいなんですが、答えとしては「ようわからん・・」とのこと。
日々、材料費などを捻出していたと思いますが、厳密に記録をしていたわけではないみたいっす。
ジオラマ内には街並みだけでなくたくさんの木々が植えられているが、木の一本一本も全部手作りなんですよ!
もう、半端ない作業量だったと思いますよ。本当に。
そのジオラマの中身についてなんですが、この街並みは昭和40年代を再現しているとのこと。実際の街並みを復元しているわけではなく、館長さんの想像で作った街とのこと。
自分が小さかった頃の街並みはもう見ることができない。。そのため、「であればジオラマで復元しよう!!」ということで、この時代の街並みを作るに至ったそうです。
簡単にではありますが、このジオラマの背景に関しては以上ですかね。簡単にですが、以下まとめです!
A:YES!誰の助けも借りず、館長が一人で作り上げた!
Q:ジオラマを作るのにどのくらいかかった?
A:13年
Q:いつ頃の時代を再現したもの?
A:昭和40年代。
Q:なぜ、昭和のジオラマを作ったの?
A:館長が小さい頃に見てきた活気ある風景が遠い昔のものになってしまった。そのため、もう見ることができないあの頃の風景を再現できないか、と考えた。
Q:山などに多数植えられている樹木は自作?
A:自作。やわらかい丸棒、ドライフラワー、樹脂、特殊なスポンジ、あとは山で拾ってきた小枝など多種多様な材料を組み合わせて製作している。
ではでは、背景はこのくらいにして、実際にジオラマをじっくりと見てみることにしましょ~~。
どの建物も完成度高すぎだぞ!!
このジオラマには、東龍野駅を中心に街が広がっています。
奥には山というか森があり、その周りにはレールが敷かれていて鉄道模型が走り回っています。駅前にはロータリーがあり、駅前の通りにはいろんな商店や旅館などが建ち並んでいます。
さらには飲み屋街、パチンコ屋、中華料理屋、銭湯などが広がっているんですが、その町並みもとっても自然なんですよね。違和感ないというか、本当にこんな町ありそうって感じなんです。
ちょっと以下で写真をパパパッと紹介しますね!!
駅前の歓楽街ですが、キャバレーとか商店街もありますよね。屋上がある建物もあったり、窓や換気扇など、本当に細かい作りだ!!
社風の造りをしている銭湯もありますね。
そしてこの中華料理屋はかなりインパクトがありました。外壁が本当にリアルだし、外壁にへばりついてる龍とかデザインとか、凝ってますな~~。
横丁の入り口では、何かの撮影をしてますな。和服姿の女性は芸者さんなんですって!!
この他にもジオラマにある建物をたくさん紹介したいのですが、キリがないのでこのくらいにしておきましょう!
とはいえ、このジオラマはまだまだ見所がたくさんあるわけですが、一番の見所であるのが、昼間だけでなく”夕暮れの景色にも変化する”という点なんすわ!
これ、本当に本当に感動するんすよ!
では、それは次のページにて!!