湿布や芳香剤など様々な製品に!
前のページでは、北見における薄荷の歴史や、収穫した薄荷から油にして製品にするまでの流れについてを説明しました!!
んで、こちらのページでは、その油からどんな製品になるか、あとは記念館の建物についてちょっくら説明をしようかと思います。

薄荷が用いられる製品は二階に展示しております!

お〜〜ここっすね!
これらの製品には、薄荷から取り出したメンソールという成分が用いられています。メンソールには、リラックス効果や覚醒効果があり、頭をスッキリさせて集中力を高めたり、スーッと爽快な感覚を感じることもあるわけです。
ちなみに、薄荷に関しては「メンソール」と「メントール」という似たような言葉が出てきますが、この二つは同じ意味っす。紛らわしいので、この記事では「メンソール」という言葉を使わせていただきます!

国内のみならず、海外のものも展示されていますね!

あ~なるほどね、確かにリップクリームとかも塗ると唇がス~ッとなりますが、これが薄荷から取り出したメンソールによるものっすね!

私は一回もタバコ吸ったことないですが、タバコにも取り入れられてるんですね!
あとは、お口直しのチューインガム、仁丹、練り歯磨きなどなど、薄荷を用いた製品は多岐に渡ります。

へぇ~、こんな羊羹も作られてるんですね。食べるとスーッとするんでしょうか、、これは食ってみたい!

あと、こちらは前ページでも紹介した蒸留館で販売されている製品。この「ハッカ爪楊枝」は、楊枝自体に薄荷が含まれているというわけではなく、、、

楊枝の先端に薄荷を付着させているんですな。
なるほどね!
爪楊枝を使う際、ただ歯に挟まったものを取るだけでなく、楊枝を当てた場所がスースーするってわけですわ。これは口もすっきりしますな~。

お〜〜、入浴剤にも使われてるんですね。
確かに、夏場汗だくになった後に、この入浴剤を使った風呂に浸かれば、全身が爽快な感じになってサッパリしそうだ(*´▽`*)

この「ハッカ脳」とは、前のページでも説明した、取卸油を冷却すると表れる針状の結晶のことです。
この結晶はそのままこうして製品として売られ、芳香剤や虫よけ、さらには入力剤など様々な用途に用いられるようです。

先ほどのページでは蒸留した後にはハッカ油とその中に結晶として出現するハッカ脳の二つの物質が生成される旨を書きましたが、この二つには別々の用途としてどちらも製品として売られてるんですね~。
洋風チックな雰囲気が満載
薄荷については、以上で一通り説明するだけはした感じにはなりますが、あと最後に記念館の建物のつくりで見所だったところを、パパッと紹介したいと思います!

館内にある造りの中でも、この丸窓は気になりました。料亭とかそういう場所にある丸窓とは違いますが、造りがとてもオシャレ。


あとは照明なんかも良いデザインをしております。
こうした吊るされた円形の証明は、いろんな近代建築で見かけた気がしますな~。

あとはこんな照明もありました!


あとは、細かく見るといろんなオシャレな模様も刻まれています。


そして外に出るとより分かりやすいですが、一階の窓は上げ下げ式となっており、こちらも近代建築によく見られる造りですね。
あとはこのピンク色に窓のふちが緑色という色合いもなんだか斬新ですわ。
建物はもっと細かく見たら気づくポイントは多々あるかもしれませんが、私が見た限りで気になった点はこんなところでしょうか。
おわりに

はい、以上になります!
ちょっと長めの記事になりましたが、北見ではこんな薄荷における歴史があったなんて私は全然知りませんでしたよ(;・∀・)
今は北見市というとタマネギが有名ですが、かつては薄荷で潤ってたとはね!!
この記念館は無料ですし、蒸留館では蒸留工程の様子を観察できたりと、見学だけでなく体験型でもあるので、多くの人が楽しめる場所だと思います。
北見というと、ちょっとアクセス面では行きにくい場所であるのと、冬は雪の洗礼を受けたりはしますが、近くには流氷が有名なオホーツク海もありますし、一度は訪問するといいと思いますよん(*´▽`*)
参考文献
詳細・地図
住所 | 北海道北見市南仲町1丁目7番28号 |
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入館料 | 無料 |
開館時間 | 5月1日から10月31日まで:09:00〜17:00 11月1日から翌年4月30日:09:30〜16:30 |
休館日 | 毎週月曜日・国民の祝日の翌日 (月曜日が祝日の場合は開館し、翌日は休館します) (金・土曜日が祝日の場合は開館し、翌日も開館します) 年末年始 12月30日~1月6日 |
駐車場 | 無料 |
電話番号 | 0157-23-6200 |
アクセス | JR北見駅から徒歩10分 |
リンク | http://www.kitamihakka.jp/ |