今回の記事は、2017年10月の九州一ヶ月取材旅で佐賀県を訪れた際の記事になります。佐賀県というと、お笑い芸人の『はなわ』でSAGAで有名になった以降は、あまりインパクトがないように私自身は感じていたりします。
そんな佐賀県は、実は「バルーン大国」だったのです。バルーンっていっても、風船じゃなくて熱気球の方で、それは大会まで開催されているほど!
そして、そのバルーンの歴史を紹介している佐賀バルーンミュージアムという博物館が佐賀県佐賀市にあるということで行ってきてめっちゃバルーンの歴史とかを学んで来たわけです!では、以下でその辺を書いていきますね~!!
本記事のポイント
・佐賀県はバルーンの聖地であり、毎年世界大会が行われている
・バルーンの競技人口は約1,500人で、これだけで食べている人はほぼゼロ・・
・今現在は藤田一家が最強であり、彼らにかなう日本人は今のところいない!
見出し
いざ、バルーンミュージアムに入館!
はい、早速やってきました。こちらが佐賀県佐賀市という佐賀の中心部にある「佐賀バルーンミュージアム」です!建物の外壁にはたくさんのバルーンが見えていますね!このバルーンは、夜は綺麗にライトアップするんですよ!!
めちゃくちゃ綺麗な施設ですね!というのも、この博物館は2016年に出来たばかりであり、もうすぐ一周年というめちゃくちゃ新しい博物館だったのですわ(*’▽’)
ちなみに、これは佐賀市が運営する博物館であるため、佐賀市民の税金が投入されています!
博物館に入り早速お出迎えするのが、実物大の気球!間近で見るとさすがに結構でかいっす!
写真1枚に収まりきらなかった( ;∀;)
一つの気球でビル7階分に相当する大きさ!!この気球は、1つで400~500万円くらいするそうですよ!それぞれがいくらぐらいかは不明ですが。。ということで、この1つの気球は高級車一台分くらいの値が付くわけです!!
早速入場すると、一階にはハイビジョンシアターがあります。ここで、この博物館の背景や佐賀県で行われるバルーンの大会に関してなどバルーンの背景についてを学ぶことができます!
うん、一階はこれだけ!
ということで、階段を上がって二階に上がるのですが、この博物館のメインは二階であり、そこにバルーンの歴史やら何やらが展示されているのです。ここからたくさんのバルーンに関する情報を書いてますので、頑張って頭に叩き込んでくださいね(*’▽’)
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バルーンはとっても面白いぞ!!
▲様々な展示でバルーンについて学べるぞ
私が訪れたのは平日ということもあってか、お客さんはめちゃんこ少なかったです。というか、そもそも私はバルーンに関しては何も知らず、それどころかなんか面白そうだから来たという事前知識ゼロの状態で来てしまったんですね。。
ところが、係りのお姉さんに色々解説してくださったり、展示してある内容を見て学んでいるうちに、佐賀県が実はバルーンの聖地であること、そしてバルーンという競技には大変面白い話がたくさんあることを知ったので、ここで学んだことを以下で放出していきたいと思いますよ~(*’▽’)
まずはバルーンの簡単な歴史から!
▲日本で初めて有人飛行に成功した「イカロス5号」
二階に上がって早速現れるのが、こちら!これは「イカロス5号」というゴンドラなんですね。京都大学の学生を中心に結成された『イカロス昇天グループ』が球皮とゴンドラを作り、北海道大学探検部がバーナーを製作し、1969年に北海道にある蝦夷富士こと羊蹄山(ようていざん)付近で初飛行を行いました。
そう、この「イカロス5号」こそが日本で初めて有人飛行に成功したゴンドラなのです!当時は全てが初めての挑戦ということで、試行錯誤を繰り返しながら作られたのですよ!
▲バルーン界で様々な貢献をしている嶋本さん
イカロス5号の付近には、初の有人飛行に関して貢献した方々が紹介されています!そして、その中でも中心人物だったのが、こちらの嶋本伸雄さんです。さらには、嶋本さんは日本国内の気球愛好家によって形成された「日本気球連盟」の創設に関わり、初代理事長を務めてもいます。
日本気球連盟は、以下でも少し出てきますが日本の気球における代表的な機関であり、気球飛行の安全と技術の向上やその研究を目的として設立されています。
そんなわけで、嶋本さんは日本の近代熱気球の発足や、熱気球文化の発展に大きく貢献した方なのです!!
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バルーンには様々な形があるんですぞ!
▲様々な形をしたバルーン
二階に目立つように展示されたバルーンたち。今現在はこんな感じのバルーンがあるようです。形をよく見ると気づくかもしれませんが、バルーンには、いくつかの種類があるようなんですね!そんで、それぞれには名称がつけられているのです!!
↑↑こんな感じでね
ちょっとマニアックな内容ではありますが、以下で簡単に名称と特徴をまとめておきます!
各バルーンの特徴
・カボチャ型
→ ロードテープ間の球皮が大きく盛り上がり「かぼちゃ」のような形の気球。
・スムース型
→ ゴアの継ぎ合わせが縦。ロードテープの本数が多く、滑らかな形の気球。
・レーサー
→ スムース型の変形で、ゴアの継ぎ合わせが横と縦。ロードテープの本数が多く、球皮が盛り上がらずに縦に細長いため上昇と下降がスムーズな競技用の形
・スムース型バイアス
→ スムース型の変形で、ゴアの継ぎ合わせが斜め。ロードテープの本数が多く、球皮が盛り上がらず滑らかな気球。デザインの自由度が高い。
熱気球は法律上は誰でも操縦可能!
熱気球はチームスポーツなのです!操縦する人(パイロット)が必要なのはもちろんですが、それ以外にも、下で指示をしたり(クルー)、バルーンの回収や気球の運搬をしたり(チェイスカー)などなど。
そして、「この熱気球を運転するには何か資格が必要なのか?」と疑問に思うわけです。例えば、車を運転するには自動車免許が必要なわけですよね。ただし、この気球は航空法では航空機に当てはまらないため、法律上は操縦免許制度はないのです!!
そう、運転しても捕まりはしませんが、それ以前にミスって落下したらお亡くなりになるのでちゃんと講習的なものは受講する必要があるわけです!そこで、日本気球連盟が独自で発行している「熱気球操縦技能証明認定証制度」を受けて熱気球操縦士技能証を取得する必要があります!
ちなみに、熱気球操縦士技能証を取得するには、普通自動車免許と同様に視力は両目で0.7以上でなければいけません!!皆さん、ゲームやりすぎて視力が落ちてはいませんか?ちなみに、私は30歳の今でも視力は共に1.2ほどです。頭は悪くとも、視力はなぜか維持できています(笑)
なぜ、佐賀はバルーンの聖地なのか??
佐賀県は日本というか、世界から見てもバルーンの聖地と言われる場所なんだそうです。はたして、なぜ佐賀はそう言われるのか?答えは、その地形などが関係しているのです!!
佐賀県の県庁所在地である佐賀市周辺は、広い平野が広がっているわけです。上の地図の赤く塗った場所がバルーンの大会の会場なんですが、この会場の周辺は北側に山があり南側には有明海という名の海があります。そして、佐賀平野にはいくつもの川もあり四方から様々な風が吹くため、「佐賀県の風は面白い」ということが、世界の評判を呼んでいるようなのです。
続きはこちら!世界に一台しかないバルーンゲームをやってみた!!
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