はい、こんにちわ!
今回は、青森県八戸市にある元遊廓旅館「新むつ旅館」に関する記事になります!
今まで知の冒険では、九州や関西などにある元遊廓旅館を訪問してきましたが、今回は青森県にある遊廓旅館としてはすごく有名な旅館を取材しに行きましたぜ!
そんで宿泊してきたわけですが、お母さんから実に6時間以上も話を聞くことができ、あまりにも内容が多くなり過ぎたので記事を3つに分けることにしました。第一弾である今回の記事では、新むつ旅館に宿泊した流れなどをざっと紹介していこうかと思います。
んで、遊郭だった背景や新むつ旅館内部の詳しい詳細は次の記事以降という感じですかね!
ではでは、まずは新睦旅館に宿泊した様子から以下で紹介していきます~。
見出し
予約は念を入れた方がいいぞ!
知の冒険を定期的に見ていただいてる方はご存知だと思いますが、このブログでは全国の遊郭跡や歓楽街などを調査しています。んで、それにちなんで元遊廓の旅館もちょくちょく取材しているわけですな!!
そして、現存する元遊廓旅館でも特に名前を聞くのが今回の取材対象である青森県八戸市にある「新むつ旅館」なわけです!
んで、今回は2019年11月02日(土)~11月04日(月)の三連休を使って青森県に特攻したわけですが、その理由は今のうちに訪問しとかないといつ無くなるかわからないから!
そんなわけで急遽、宿泊する三週間ほど前に予約を入れるために電話をしたわけですが、お母さんから「予約してもね、万一忘れる可能性があるから、近くなったらまた連絡してくれますか?」とのこと。
そして後日、お母さんのいう通り直前の10月30日にまた電話を入れることに!
私:「あ、直前に再度予約の確認で電話しました!」
お母さん: 「あら本当、お名前は?」
私:「丹治と言います!」
お母さん:「あら、帳簿に入ってないわ。。いやね~こんなんで旅館やってるんだからwwえ~と何さんでしたっけ??」
という感じで、本当にお母さん私が予約していたのを忘れていたようです( ;∀;)
でも、お母さんとても雰囲気よさそうですし、まぁ問題はないっすわ!
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そんなハプニングもありながらも、いざ、新むつ旅館へと向かうべく青森県八戸市へと向かったのでした!
いつもは車や電車で移動する私ですが、今回は2泊3日での青森遠征ということで移動にそんな時間をかけられないため、なけなしの金を出して新幹線に乗ることに。。しかも、乗車券を直前で買ったところ、このハヤブサは全席指定席で普通の指定席がもう空いていないということでグリーン車に乗る羽目に。
何事も早めに済ますことが大事ですな。。( ;∀;)
そして三時間近く新幹線に乗って八戸駅に到着。車で移動すると東京-青森間は気が遠くなるくらい時間がかかるわけですが、新幹線だと三時間でついてしまうわけです。新幹線って本当に凄い!!
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そして、八戸駅からいつもお世話になっているニコニコレンタカーを使って、八戸市立図書館、安藤益孝資料館、八戸駅前の飲み屋街など事前に調査しておきたかった場所を巡って、夕方に新むつ旅館に到着!!
これか、これが新むつ旅館か!!
長い間、ずっと訪れたいと思っていたこの旅館ですが、とうとうここに宿泊するときが来たか!この旅館、元遊廓旅館としてはすごく有名で多くの先人たちが訪問しているものの、私は全くと言っていいほどここの背景などはわからないので、お母さんに色々と教えてもらおうかしら(*’▽’)
ということで、いざ旅館の中へ!!
館内はこんな感じ!
館内に入ると、早速お母さんが出迎えて部屋を案内してくれることになりました!
デカすぎる部屋に一人で宿泊(笑)
いや~初めて入りましたが、ファーストインパクトはやっぱりすごいです。所々に気になる造りがあり、ロビーは2階まで吹き抜けていて上には渡り廊下があり、手摺りもだいぶ凝った造りになっている!
そしてこのY字階段ですよ!
本とかネットとかで何度か見たことがはありますが、ようやく本物を見ることができましたよ。素晴らしい造り。後でじっくりと写真撮ったり細部を細かく見てみることにしますか!
まずは部屋に荷物とか置かないとね!ということで、宿泊部屋がある二階へ!
私が宿泊した部屋は大きな14畳のお部屋。予約する時、お母さんから「大きい部屋と小さい部屋どちらがいいですか?」と聞かれ、せっかくなら大きい部屋にするか〜と思いこの部屋にしたのですがこりゃ十分すぎる広さですわ(^ ^)
普段の活動の時は車中泊やマンガ喫茶に宿泊しているので、これだけの広いお部屋に泊まれるのは本当に幸せの極みでございます!
ちなみに小さい部屋はこんな感じ。ここは六畳かな。一人客の場合はこっちでも十分な広さではありますわ!
こちらは他の一人客の方が宿泊しておりましたが、「こちらも撮りますか?」と言っていただいて撮らせていただきました。お母さんだけでなく、宿泊客の方々も本当に皆親切でした(*’▽’)
そしてこちらは20畳と、一番大きなお部屋。ここはお母さんによると大広間だったようで、女郎さんが暮らしていた部屋ではなかったとか。
この部屋にも見所はいくつかありますが、詳しくは第三弾の記事で書くようにしますかね。
ではでは、次に一階を紹介することにしましょう!
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Y字階段、資料室、顔見世などなど
まずはこれや!
先ほども紹介しましたが、ここが新むつ旅館の一番の見所と言ってもいいY字の階段。いや~こんな階段見るの初めてですわ。こりゃ実に見事。
そして階段の上には空中の渡り廊下が!
そしてY字階段の反対側にあるのがこちら。奥は資料室になっていて、遊郭時代の帳簿が置かれていたり、以前お母さんが取材を受けた新聞などの資料関係が置かれています。
そしてその資料室の奥がこちらの部屋になるわけですが、ここが顔見世だったようで、向こう側の通りに向かって女性が座り、お客さんが選ぶというシステムだったそうです。
ちなみに風呂は普通。もともと、遊郭時代の新陸奥楼には風呂はなかったそうな。お母さんに、夕飯前に入るよう言われたので早いうちに入っちゃいました!!
洗濯は100円??(笑)
他のお客さんと談笑しながらの夕飯
風呂を済ませて資料室で遊郭時代の帳簿を漁ったりしていたらあっという間に時間が経ってしまい、19:00に夕食とのことで食堂へ!夜ご飯は、皆でこの部屋で食べるようです!
なんか旅館というか、おばあちゃん家でご飯食べるみたいだわ(*’▽’)
私が宿泊した日は、私を含め宿泊客は四名。こういう旅館ということもあり、泊まりに来た理由を聞いてみると、やはり皆が「レトロな雰囲気の旅館に泊まりたい!」という思いでここにやってきたそうです!
それにしてもご飯におかずが並ぶ並ぶ。。
夕飯はかな〜り豪華でした。煮物、お刺身、煮魚、焼き魚、揚げ物などなど。上の写真に味噌汁がついて全部で、ご飯は茶碗三杯分ほどおかわりできるということもあり、十分すぎるぐらいの食事でした( ´ ▽ ` )ノ
味も美味しく、文句無しの夕飯でしたぞ!!
夕飯はテレビを見たり他の宿泊客の方と談笑しながらでしたが、その時もお母さんが新むつ旅館に関してのいろんな話をしてくれました(^ ^)
今の時代の旅館にはなかなかない、宿泊客の方と一つのテーブルでご飯を食べたり、女将さんと談笑したり。。
ご飯を食べた後は皆で片付けを手伝ったり、なんか旅館というか民宿やゲストハウス的な雰囲気。こういうアットホームなところも新むつ旅館の魅力かもしれないですね!
夕飯を食い終わった後は朝飯の時間を何時にするか決めることになったのですが、決め方は多数決!7:30か8:00の二択でしたが、8:00にすることに。
朝食の時間が決定したところで夕飯は終了するも、お母さんへの取材はまだまだ続く。図書館にあった遊郭関連の資料を午前中に片っ端からコピーしてお母さんに見せたり、旅館にある本なども見ながら新むつ旅館の歴史やこれからなどいろんなことを話してくれました!
お母さん的にはタブーはなく、聞けばなんでも答えるというスタイル。本当にいろんなことを教えていただきましたよ( ´ ▽ ` )ノ
朝も時間が許す限りお母さんと話した
そして夜が明けて朝になり、夕食を食べた部屋で今度は朝食を!
メニューは鮭、おひたし、明太子、味噌汁にご飯と日本人の朝食の鉄板ですね。こちらも夕飯と同時に皆でおいしくいただきました!
そして朝食を食べた後も、まだまだ新むつ旅館に関しての話は続く。結局、昨日の夜も含めて六時間以上もいろんな話を聞くことができましたよ!
でも、一泊だけではまだまだお母さんに聞きたいことを全て聞くことができなかったんですよね。なので、また次回宿泊しに行った時に聞くことにしますか!
それだけ新むつ旅館には聞きたいことや、新たな発見がたくさんあったわけです。そんなこんなで、新むつ旅館を後にしたわけですが、本当に学びも多く、お母さんや他の宿泊客の方といろんな話が出来て本当に楽しかった(*’▽’)
おわりに
新むつ旅館にチャックインしてからチェックアウトまでの流れや雰囲気に関しては以上ですかね!
これから私は青森県黒石市へと向かったわけですが、帰る前にお母さんと記念撮影を。同日に宿泊していたお客さんに撮影していただきました(*’▽’)
という感じで、今回の記事では新むつ旅館の大枠について紹介しましたが、次の記事からは新むつ旅館に関して女将さんから6時間以上にわたりいろんな話を聞いたり、図書館から資料も漁ってきたりしたので、その辺の背景や歴史に焦点を当ててみたいと思います!
↓続編の記事はこちらですm(_ _)m
参考文献
詳細・地図
住所 | 青森県八戸市小中野6丁目20−18 |
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駐車場 | 無料 |
電話番号 | 0178-22-1736 |
アクセス | JR東萩駅から徒歩5分ほど |
リンク | http://hac.cside.com/shinmuturyokan/#top |