旧銀行の素晴らしき近代建築「青森銀行記念館」に見惚れた!

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こんちわっす!

今回は久々に青森県に関する記事ですね。りんごで有名な青森県ですが、青森にはですね、近代建築の建物が結構たくさん残っていて、今回紹介する青森銀行博物館も、本当に素晴らしい近代建築の博物館なんです。

銀行関連の展示物も興味深いですが、建物もカッコ良くて見どころあるので、そんな青森銀行記念館について、以下で紹介したいと思います〜〜!

本記事のポイント

・元々は、日本で59番目に誕生した国立銀行の建物
・一階には、昔のお札や硬貨などが豊富に展示されている
・二階の天井にある金唐革紙は、大変見ごたえあり!

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貫禄ある圧巻の近代建築

今回は青森県ですね。本州最北端の県でもあり、神奈川県に住んでる私からするとそうそう行くことが出来ない場所だったりするんですが、そんな青森県の弘前市には、結構たくさんの近代建築残っているんですよね。

本当は全部巡りたかったんですが、時間の関係でそれは叶わず、今回は青森銀行記念館のみの訪問となりました( `ー´)ノ

他も見たかったけども、、いいよ、また行けばいいのさ!!

す、すばらしい建物だ

んで、今回紹介する青森銀行記念館の建物はこちら!

いや~~素晴らしい。何とかっこいい、存在感ある建物なんでしょうか。

正面の景色がたまらん

正面からの景色も素晴らしいっすよね。もう見るだけで金払えるレベル!

この建物は「株式会社 第五十九銀行」の本店として、明治37年に完成した建物。設計と施工は、当時名匠と言われた弘前の棟梁だった堀江佐吉という方。

この堀江佐吉という方、全く知らないんですが調べてみるとこの建物以外には、旧弘前市立図書館や現在の太宰治記念館である斜陽館などなど、多くの洋風建築に携わった方みたいっすね!

ちょっとググってみると、ヨコヤマ堀江工務店という堀江佐吉由縁の会社まで今も残っているようで、この方の存在がどれだけ偉大かが、すぐにわかりました( ̄▽ ̄)

一階は開放感ある造り

館内に入ると、その開放感に圧倒されます。一階の天井は高く、一切仕切られていない広々とした空間。この低いテーブルは、銀行時代は受付だったんでしょうね。

青森銀行記念館の変遷
1879(明治12)年:第五十九国立銀行が創設
1904(明治37)年:第五十九国立銀行本店として建築
1943(昭和18)年:第五十九銀行ほか数社が合併し、青森銀行が創立→青森銀行弘前支店に転用
1965(昭和40)年:支店新築に伴い、現在の場所に移転して保存

この建物、銀行が経てきた歴史は、超簡単に書くと上の通り。

ちなみに、第五十九国立銀行とは、全国で59番目に誕生した国立銀行というあまりにもそのまんますぎる名称wwそしてこの建物は、ずっとこの場所にあったわけではなくて、昭和40年に移築されたみたいですね!

明治維新になり、日本は近代国家へと邁進していくわけですが、近代的な金融制度の確立計画もその一つであり、政府は各地に国立銀行の設立を勧めることになります。近代的な金融制度とは、アメリカのナショナルバンク制度に倣った発行銀行制度です。明治5年に国立銀行条例が制定され、明治9年に改正されたことで全国に国立銀行設立の動きが加速しました。

この銀行も、その流れで誕生したというわけですかね。

という感じで、サラッとこの建物の背景について触れたところで、ちょっと館内をじっくり見てみることにしましょ~~!

昔の株券、藩札、お札を学ぼう!

窓は上げ下げ式

窓は、近代建築で特徴的な上げ下げ式!

天井の照明も、洋風感を醸し出す素晴らしい造り。館内は微妙に薄暗く、

やけに古そうな掛け時計
明治30年に使われた表札

館内は実に静かな雰囲気。特に、私が訪れた際は、まだ新型コロナウイルスに気を付けなくてはいけない感じの雰囲気でしたし。。

銀行時代、カウンター内部で銀行員がアクセス働いていたであろう場所に、銀行に関する展示がある感じ。ちょっとどんな展示があるのか、見てみることにしましょう!

展示物は、昔の通帳だったりお札だったりと銀行に関する展示物を通して、昔のお金について学ぶって感じですかね。

昔の預金通帳

こちらは昔の通帳っすね!

今だったらインターネットバンキングでネットで済んでしまうものの、昔はこんな通帳を持ってたんですね。私は二つの銀行に口座持ってますが、みずほ銀行の方は通帳持ってんな。もう一つはインターネットバンキングですけど。

昔の株券っすね
水兵さんやエビスさんが題材に

こちらは明治12年のお札。今だと歴史上の偉人がお札の題材になっていますが、この時代は表が海外雄飛の意味を込めて水兵、工業振興の意味を込めて鍛冶屋が題材だったりするわけです。

そして裏はエビスさん!!

弘前藩の藩札

この藩札もお金っちゃお金なのかな。とはいえ、あくまで領内で使用できた紙幣っす。ここは青森なので、弘前藩の藩札がこうして並べられています。

ただ、この藩札以外にも太政官札、民部省札、その他にもいろんなお札がありました。説明を読んだのですが、もう私はこの辺でギブアップ。読んでも良くわかんない( ;∀;)

勉強しなきゃな、この辺。。

初めて見るお札ばかりや・・
1円未満は1953年まで

左側にある三枚のお札は、20銭、50銭、10銭のお札。大正時代に発行されたらしいですが、1円未満のお札は、1953年に廃止されたとのこと。

そしてここ、昔のお札に限らず、さらに時代をさかのぼって中国の古銭にまで手が伸びています。もう私はさっきのいろんなお札が出てきた時点で頭パンクしているため、この辺はほぼ頭に入ってません。。

昔は貝が金の代わりだったってことは理解してますが、知ってるのそのくらい。

小判も出てきた

さらに小判まであります。お金関連の物だったら大抵揃っているって感じですかね。この辺は苦手なジャンルだから、お金の歴史ってどっかの機会に勉強したい物っス。

ちなみにこの小判は、もちろんですが偽物。ルパンみたいに盗んでも無駄っすよ!!

妙に洒落た階段っすね

では、一階の紹介はこのくらいっすかね。

この記念館は二階建てなので、この階段を使って二階に上がってみることにしましょーー!

贅沢な洋風空間をこれでもかと堪能

館内の案内図

今更ですが、館内はこんな感じ!

二階は、小会議室、大会議場、扣所(ひかえじょ)などに分かれてますね。

ここは扣所(ひかえじょ)
こちらは小会議室

続いて、こちらは小会議室。会議用のテーブルと椅子が置かれていますが、真ん中から少しずれてるのが妙に気になってしまうわい。。

そしてこの部屋、こうして見るだけでも絵にはなるのですが、一番の見所は天井なんすよね!

天井がスゲェーーー

うい!!

この斬新な天井には、金唐革紙(きんからかわし)が貼られています。和紙に錫箔と漆を用い、十七の工程を手仕事で仕上げたもの。明治殖産工場の花形として積極的に海外へ輸出されましたが、その後は、機械化の波に押されて姿を消すことになります。

現在、その面影を残すのは、ここと旧日本郵船小樽支店のみとのこと。

見事な空間の大会議室

そしてこちらの広い部屋が大会議室!!

天井が格天井のような形をしており、小会議室と同様に金唐革紙が貼られてますね。あと、吊るされている照明もいい雰囲気を醸し出してますな〜〜。

また階段あった

大会議場には、また階段がありました。そう、実はこの建物にはこのさらに上に展望台があるんですよね。と言っても、上れませんでしたが。。

窓がたくさん!!

床もピッカピカ!

そして、窓がやたらとたくさんあるものの絵になります。私、上げ下げ窓が結構好きなんすよね!

二階はこんな感じです、あとは階段を使って一階に下りて終了という感じ。

展示物もそこまで多いってわけではないですが、銀行に関するおかね関連の展示物と、近代建築の雰囲気を存分に堪能できるって感じの、青森銀行記念館の紹介でした~~!

おわりに

はい、以上になります。

青森県弘前市にあるということで、そうそう行ける場所ではないものの、素晴らしい記念館でしたよ。私も次行くのはいつになることやら。。

とはいえ、弘前市には、この青森銀行記念館以外にも、など本当に素晴らしい近代建築がたくさん現存してるんですよね。

ということで、またそのうち弘前市には行くはずなので、そのうちその他の建物に関しても記事にするとは思います!!

では、今回はこの辺で〜〜

参考文献

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詳細・地図

住所 青森県弘前市元長町26
入館料 高校生以上 200円
小・中学生 100円
開館時間 09:00~16:30
休館日 火曜、年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場 なし
電話番号 0172-36-6350
アクセス JR弘前駅より土手町循環100円バス 約10分、「下土手町」下車、徒歩5分
リンク https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000022.html

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