ういっす!
今回は、山梨県にある古~い郵便局の建物を軽~く紹介しようと思います!
山梨県には、私が発見しているだけでも古いというかもう役目を終えた郵便局の建物が三つほど残されているんですけども、その中でも明治45年に建てられた近代建築である旧上九一色郵便局の建物が結構見応えあるので紹介しようと思ったって感じっす!
住宅街の中に本当にひっそりと佇んでいるこの建物、以下で紹介しますね!
甲斐の国、山梨県。
知の冒険でも、私が住む神奈川県のお隣の県ということもあって何度も訪問してはイロイロ記事にしてきましたが、色々散策をしているさなか、山梨県では三つほど古い建物を発見しているんですね!
今回のメインターゲットは旧上九一色郵便局なんですが、他の二つも超簡単に紹介すると、、、
まずは博物館を訪問する際に、たまたま発見したこちらの旧南湖郵便局。
建物が残されているものの、説明書きなどは特になく詳細は全くの不明。何時から何時まで営業していたのか、、とってもキニナル。。
あとは、県内の南側にある上吉田郵便局。
なんだか扉が印象的な建物ではありますが、ココももう役目を終えて廃墟と化していました。いつまで営業していたのか、、とにかく謎。。
そして、今回のターゲットがこちらの旧上九一色郵便局!
いや~~素晴らしい近代建築の建物ですよね。閑静な住宅地の中にひっそりとたたずんでいることからも、そうそうその存在に気づきにくい建物となっております。
ちなみにこの建物がある場所の住所は「甲府市古関町」となってますが、名前の通り元々は上九一色村という村でした。「上九一色村」と聞くと、オウム真理教のイメージがあるかと思いますが、、、
地図でサティアンとの位置関係を示すとこんな感じになっています。オウムの方々がいた場所からは結構距離があるんですね。。
この建物が建てられたのは明治45年7月25日。
その前身は、別の場所にて明治7年に古関郵便取扱所という小さな郵便室で事務を取り扱っていたそうです。その後に、当時の中道往還沿いであった上九一色村大字古関のこの場所に新築、移転したんですって!
つまり、郵便局の機能をここに移して建物を新しく建てたって感じですかね!
外壁は下見板張りで、西洋式の窓など、当時は村の中に瓦葺きの家は一軒か二軒しかない時代ということもあり、かなり珍しがられた建物だったそうです。
この大部分を設計したのは土橋喜一という方。
自家の山林から良材を用いて頑丈に建てられたということもあり、1923(大正12)年に発生した関東大震災の際には、ビクともしなかったとのこと。
最終的には1965(昭和40)年2月に役目を終え、少し離れた場所で今も上九一色郵便局が稼働しているという感じです。郵便局として機能していたのは、もう60年近くも昔のことなんですね。
その建物をよ~く見てみると、屋根の部分には至る所に郵便マーク「〒」が見られますね。
看板は右から書かれてますね。戦前の建物だからでしょうかね。
入り口の扉のガラスからちょこっと中をのぞかせてもらうと、こんな感じでした。
入ってすぐ正面に窓口がある感じですね。奥が、事務作業室になっていて、二階はここで作業する方々のための給湯室だとか休憩室だとかそういった部屋があるんですかね??
ということで、ここは建物自体は立派に残されているものの中に入ることはできない状態です。中の保存状態はあんまり良くないんですかね、なんせ現役時代からもう60年近く経ってますからね。。
ぶっ壊されることもなく、こうして外観だけでも見ることが出来るだけでもありがたい。
ここはアクセス的に難易度高い場所ではあるものの、もしこの辺通る機会がったり、近くの富士五湖へ訪問する機会がある際にでも、是非寄ってみていただければと思います(*´▽`*)
おわりに
という、今回はちょっと軽めの記事になりましたけども、こうした軽めの物もこれからバンバン出していこうかな~とも思っています!
今まではじっくり調べて時間かけてって記事が多くて更新頻度も低いですからね。。
山梨県に限らず、古い建物など街歩きして気になるものは、もう数えきれないくらいたくさんのストックがあるので、チビチビと出していきますね~!
ではでは~~
参考文献
詳細・地図
住所 | 山梨県甲府市古関町3306 |
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開館時間 | 中には入れません |
駐車場 | なし |
アクセス | 中央自動車道の甲府南I.Cから車で15分ほど |