創業120年超!甲府の藝者さんも通っていた「都温泉」とは!?

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こんちわっす!

日本中の知られざるスポットを取材してブログにしている『知の冒険』。今回は、またまた銭湯に関する記事になります♨

銭湯もそれなりな数を取材してブログに載っけているわけですが、今回紹介するのは、山梨県甲府市になる老舗銭湯『都温泉』。

私がブログに載せる銭湯は、建物や雰囲気がレトロな雰囲気を醸し出している場所ってのが多いわけですが、今回の都温泉はそういう感じではないっす。でも、創業は古いということと、ご主人さんが超ウルトラフレンドリーで、とても癒された銭湯ということで、ちょろっと紹介したいな~と思って記事にしたって感じですかね!

ではでは、都温泉とはどのような銭湯なのか。以下で紹介しますね~

本記事のポイント

・料亭跡地に建てられた、明治30年創業の老舗銭湯!
・お湯は無色透明であるものの、正真正銘の天然温泉
・ご主人さんは超フレンドリーで、おしゃべり好き!

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かつての歓楽街に佇む老舗銭湯

ということで、今回は甲府市内にある銭湯を取り上げるわけですが、以前知の冒険では、山梨県の別の老舗銭湯を記事にしていましてですね、、

太宰治が毎日通っていた『喜久乃湯温泉』

それが、甲府駅の北口にある『喜久乃湯温泉』。こちらは、新婚時代に甲府市内に住んでいた太宰が毎日のように通ったことでも知られる、昭和元年創業の銭湯。

館内はとてもレトロな雰囲気で、こちらも源泉かけ流しの湯舟があって銭湯好きは必見の場所となっているんですよね!

あと、山梨県の甲府市なのに草津温泉もあったりねww

ここ、もちろん群馬県の草津温泉と泉質は全く違います。。この他にも、新遊亀温泉という銭湯があるように、甲府盆地は温泉が湧くことから、屋号に”温泉”がつくわけです!

そして、今回紹介するのは甲府駅から歩いて分くらいの場所にある「都温泉」。

建物は割と新し目ということで、レトロな雰囲気を漂わせるって感じの建物ではないものの、実に簡素な造りの建物ではあります。

これだけやたら時代を感じますが・・
誰もいなかったゼ★☆

そして番台にて入浴料を払い、脱衣所へ!

私が訪問したのは閉店時間の一時間前暗いということからか、お客さんはゼロ!!

ひとり、存分に温泉を堪能させていただけることになりました~(*´▽`*)

気になったから一冊貰っておきました

早速お風呂に入ろうとしたんですが、何かメッチャ気になった冊子があったのが妙に印象深く記憶に残っておりますww

無色透明な軟水の湯

そして浴室はこんな感じっす!

知の冒険で取り上げる銭湯は、タイルがあったり富士山のペンキ絵があったりするケースが多いですが、ここはそういうのは無くシンプルな見た目っす。

とはいえ、ここは源泉かけ流しの温泉を使っています。温度は源泉のままだとぬるいので加温してるんですけどね!

まぁ、無色透明ってこともあり、特徴があるってわけではないという。。

「甲府はね、いろんな温泉が湧くんだけど、うちから石和方面の辺りは無色透明なの。でも近くの濁川って川があってね、あれを超えると茶色いんですよ。で、北口に行くと茶色が薄くなるの。」

ご主人さんがおっしゃるように、甲府って県庁所在地にもかかわらずやたらと温泉が湧く場所なんすよね。

今でも数軒の旅館がある湯村温泉郷

駅の北口からすぐの場所には湯村温泉という太宰治ゆかりの温泉地もありますし、甲府から東に行けば、昭和の時代は色物要素で賑わった石和温泉もあるわけです。

と、は、い、え、、石和温泉や湯村温泉は温泉街にはなっているものの、無色透明という特徴ある温泉じゃないため、それがネックで温泉地としては有名になれなかったというわけです。

石和温泉に関しては、日訪韓やストリップ劇場、後は多くのコンパニオンもいて、熱海と同様にそっち系で名は知られてますけどねww

シャワーとカラン
ケロリンではなかった・・

一期一会の出会いを大切に

風呂に入ったあと、ご主人さんが脱衣所にやってきていろんな話をしてくれました。

ここは、GoogleMapの口コミを見てもわかるようにご主人さんがウルトラフレンドリーな方で、気さくにおしゃべりをしてくれるんですよね。

私が川崎に住んでるという話をすると、ご主人さんは競馬や競輪が好きのようで川崎競馬場や川崎競輪の話をテンション高めで話してくれました(笑)

「川崎は、工員も多かったしガラ悪かったよな。川崎競馬場から駅までの道は”おけら通り”なんて言われててさ、競馬で、すっからかんになった人がトボトボ歩いて帰ったからそういわれてたって聞いたな。」

みたいな話をしてくれましたかね(*´▽`*)

そして、いつものように銭湯の昔話も聞かせていただいたんですが、都温泉の創業は明治30年頃とのこと。今のご主人さんのお爺さんが始めたんですって♨

とはいえ、甲府は空襲で市内が焼けてしまいましたし、何度か建て替えているので、明治創業とはいえ建物はレトロな雰囲気があるかというとそういうわけではないんですけどね。

「お爺さんが銭湯にする前はね、ここは料亭だったって聞いたな。んで、大正時代なんかはね、うちの前にはカフェーなんかもあったし、近くの若松町にはたくさんの料亭もあったから凄く賑やかだったってな。」

そうそう、都温泉の近くにある若松町がすぐ近くにあったんですが、そこは山梨県で最も大きな花柳界だった場所でした。都温泉には藝者さんもよく入りに来てたそうです。藝者さんは、風呂に入ったあとに化粧したり鬢付け油をつけたりするととてもいい匂いがしたなんて話も。

そんな都温泉ですが、私が訪問した時はお客さんは全くいなかったですし、いつもはどんなお客さんが来るのかと聞くと、南アルプスなどの登山客が割と多いとおっしゃってました!

「観光の人もいるけどさ、この辺には南アルプスの北岳とかいろんな山があるけどそうした登山客が多いかな。南アルプス市から甲府の南口までバスで来るとさ、そこから電車乗ったり高速バス乗ったりする間にうちに来たりするのよ。」

なるほど、地元の方や観光客だけでなく、登山客も来るんすね!

一期一会の出会いを大切に

という感じでご主人さんと長話をしていたわけですが、そんな最中、番台にあるノートを開いて、

「ここにさ、名前と住所書いてよ!」

と、ひとこと。

何とユニークなノートでしょうかww

そのノートのタイトルは「一期一会」。

ご主人さんは、いつも私に接してくれているようにおしゃべりするのが大好きなようで、せっかく都温泉に来てくれたお客さんとの出会いを大切にしているみたいです。

そしてノートを開くと、お客さんが訪れた日付、氏名、住所が書かれてました。

んで、このノートは何のためのノートかというと”年賀状”とのこと。年内にこのノートに書いてくれたお客さんには、後日年賀状を送ることを、ご主人さんは毎年の楽しみにしているとのことでした!!

私が都温泉を訪れたのは、2021年10月20日。

訪問してから二か月ちょい後、2022年になって家のポストを開けてみると、、

、、、

、、、

本当に届いてました(*´▽`*)

いや~銭湯行って、まさか年賀状までもらうとは。

裏面には、2022年が寅年ということで寅とご挨拶の文章が!

ここにも”一期一会”って書いてますが、ご主人さん、この言葉大好きなんでしょうね!

おわりに

温泉に入った後、最終的には40分くらい長話ししましたかね(*´▽`*)

しかし、本当に話好きでユニークなご主人さんでしたよ。あまり話すのが好きじゃないって人もいるかもですが、こうした出会いが好きな方であれば、いい思い出になると思いますよ!

そして、ぜひ訪問した際には一期一会のノートに書いて年賀状をいただいてみてください。

とはいえ、、都温泉は土曜日が休みってのがネックなんですよね。。なので、サラリーマンであれば、甲府を訪れて日曜帰る前に寄るって感じになるんですかね?

ではでは、また次の記事でお会いしましょ~

参考文献

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詳細・地図

住所 山梨県甲府市中央5丁目7−19
営業時間 14:00~21:00
定休日 土曜日
駐車場 無料
電話番号 055-233-3858
アクセス JR甲府駅から徒歩20分ほど
リンク http://yamanashi.k-o-i.jp/koten/miyakoonsen/

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