小田原の純喫茶「途上園」は、古時計いっぱいの異空間だった!

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こんにちわ!!

日本中の知られざるスポットを取材してブログにしている『知の冒険』。普段は博物館をメインテーマに記事にしていますが、今回は神奈川県小田原市にある素晴らしい雰囲気の純喫茶『途上園』を取り上げます。

小田原というと、遊廓・赤線跡であったりなど今までもいろんな記事を取り上げさせていただいてますが、小田原には素晴らしい純喫茶もありましてですね~。

とにかく店内が古時計で埋め尽くされており、昔のガラス、あとは懐かしいレトロな品々も多いんすよね。写真多めの記事になりますが、店主さんから聞いた話も交えながら以下で紹介していこうと思います(*´▽`*)

本記事のポイント

・店内は、古時計に溢れる素晴らしい空間に!
・テーブルや窓ガラスは、見たことないほどオシャレ
・たくさんの時計の音が鳴り響く、不思議な空間がたまらない

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かまぼこ通りに現る異空間

小田原というと、まっ先に思い浮かぶのが「かまぼこ」かとは思いますが、少し詳しい人だと「ういろう(外郎)」「うめぼし」とかも候補に挙がりますでしょうか??

かまぼこ屋も含め、多くの老舗が今も残る小田原ですが、かまぼこ通りと言われる通り沿いにある「純喫茶 途上園」を今回は取り上げようと思います!!

元々は何の建物だろうか?

JR小田原駅から15分くらいかけて海側へと歩いていくと、そのお店は姿を現わします。パット見は何の店かわからないかもしれないですし、館内の雰囲気は想像できないものの、とにかく店内が凄いことになってるんですわ(*´▽`*)

タイルはいいですね〜

近づいてみてみると、青いタイルがあったり、窓には色ガラス、そして様々な模様のガラスが見えるかと思います。

この外観だけでも、タイル好きの私にはたまらんすわ!!

ここは個人店であり、営業時間や定休日は定まっているわけではなく事前にHPを見て確認する必要があります。

今回は熱海に用があった後、実家の鎌倉へと行く途中に寄れるか確認したところ、ちょうどお店が開店するということで、開店直後に訪問させていただいたという流れ。中が見えないので少し扉を開けるのに勇気がいりますが、いざ入店!!

どこかの外国の音楽が流れてました

うわっっっっっっ(∩´∀`)∩

と、思わず声をあげてしまうほどの光景が目の前に広がってますがな!!古時計に埋め尽くされた壁、そしてとにかく凄い数のレトロな雰囲気の物が置かれており、目のやり場に困ってしまいますわい!!

純喫茶とかレトロな雰囲気が好きな人にとっては、まさに天国のような場所!

開店直後ということでお客さんは私だけ。んで、撮影の許可と少し店主さんからお話を伺うことが出来ました。

今でこそ喫茶店となっているこの店舗ですが、昔は駄菓子屋さんかおでん屋さんで、その後は何かの事務所だったそうです。築何年になるんですかね~??

そして店内にある時計は、元々は自分たちの生活で使用していたものを置いてただけだったそうですが、そこからいろんな方が譲ってくれるようになり、自然と増えていったそうです。店内がそこまで大きくないこともあり、逆に頂いても置ききれないという感じとのこと。

そうして話していると、「今日は開店準備があまりできてなくてですね、、」とのことで、店内にある古時計を動かしだす店主さん。

時間がバラバラなのが逆に新鮮

普段は店主さんの手の届く範囲であれば動かすそうです。

「もしよろしければ、動かしてみますか?扉を開けて、振り子を動かせば大丈夫です!」

と、店主さんがおっしゃってくれたので、お言葉に甘えて私もちょっと動かしてみることに!

そーっと扉を開けて・・
そっと振り子を動かす・・

人差し指で軽く振り子を揺らしてみると、時計は時を刻みだしました!

凄い数の古時計があるだけに、時計を次々と動かすと店内中に「カチッ」「カチッ」という音が鳴り響く不思議な空間に(*´▽`*)

窓ガラスが芸術すぎた!

古時計の次は、窓ガラスを見てみることにしましょ~~。近代建築や古い料亭、老舗旅館などの建物を訪れるときには、色ガラスやレトロな模様のガラスをチェックする私!

様々な模様が入り乱れ、もはや芸術品

そう思って窓ガラスを見てみると、様々な模様が入り混じった実に珍しい光景が広がっていました。

模様だけでなく、緑色の色ガラスもたまりませんな~~

ちなみに、この昭和の窓ガラスは各模様に名称がつけられているようでして、、

ちょっくらネットで調べてみると、こんな感じですかね。

今まで昭和のガラスはたくさん見たことあるものの、「この模様には、こんな名前が付けられてたのか~」と調べながら驚いてました(‘Д’)

「サーキット」「鳴門」の模様は、こちらにも取り入れられていますね!

色ガラスにも模様が描かれている
綺麗ですわ!!

扉に、無数のかまぼこ板を!

とにかく目のやり場に困るくらい素晴らしい店内なんですが、特に私が一目惚れしたのが、こちらの扉!

たくさんの色ガラスが取り込まれ、トランペットや時計盤も取り付けられてますね。こちらは元々の扉に改修を加え、色ガラスをはめ込んだりした店主さん手作りのもの。こういうのはセンスが出ますよね。私みたいに芸術にセンスない人間には決して作れないですわ(笑)

たくさんのかまぼこ板が使われている

この店は「かまぼこ通り」という通り沿いに位置しているように、通りにはたくさんのかまぼこ屋さんが今も営業を続けています。すぐ隣にもあるんですが、この扉にはそうしたお店からいただいたかまぼこ板を用いているとのこと。

元々は引き戸だった扉だったようですが、その扉に角材やら板材を張り付け、さらにはかまぼこ板も取り付けたそうです。

確かに、言われてみると、かまぼこ板が取り入れられているのがわかりますね。いかにも、小田原らしいエピソードですわ!!

鳥かごには電球と時計
レジも古いっす
タイプライター打ちたくなっちゃう(*´▽`*)

席も独特で、こちらはまさに仕事場といった雰囲気。喫茶店とはいえ、自習室みたいな雰囲気(笑)

机の下にも時計(*´▽`*)
電話と時計の謎合体!

懐かしの赤電話があるわ~と思ったら、ダイヤルが無い‥(;・∀・)

家電についていたダイヤルだったり、いろんな部品を組み合わせると、アートになるんですな~。

席とテーブルが、アートの世界に

カメラとか携帯電話とかとか

ひたすら店内の様子を紹介していますが、私が座ったのはこちらの席!

お客さんがいなくどこでも選べたのですが、いろんなものが詰め合わさっているこちらの席が妙に気になりまして(*´▽`*)

とはいえ、隣の席は時計がそのままテーブルになっていて、その隣はチェス盤かな??

こちらは店主さんのご主人さんの手作りとのこと。素晴らしすぎでしょ!!

最高のおやつタイム♬♪

という感じで、とにかく見たこともない斬新なものの数々の興奮しっぱなしの私!!

今回の訪問では、コーヒーとプリンを注文しました。

プリン、めちゃウマでした!!

ということで、とにかく素晴らしいおやつタイムを過ごさせていただきました。こうしたお店でボーっと過ごしたり、コーヒーを飲みながら読書したり。まさに至福の休日ですわ。

少し小田原駅から離れた場所ですが、徒歩15分ほどの場所なので気になった方はぜひ足を運んでみて下さいね~~。

おわりに

はい、以上になります!

今までいろんな純喫茶を訪問させていただいてますが、とにかくここの内観は斬新で見たことないものばかりでした。純喫茶好きの方には、マジでおすすめの場所です。

今回は純喫茶を紹介しましたが、小田原には老舗のお店がたくさんあり、うなぎ屋さんや料亭などは以前取材して記事にしてますので、こちらもよければ読んでいただけると幸いです<m(__)m>

ではでは、また次の記事でお会いしましょ~~

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県小田原市浜町3丁目-14-1
営業時間 日によって変わるそうなのでHPを参照
定休日 日によって変わるそうなのでHPを参照
電話番号 0465-24-2303
駐車場 無料(2台)
アクセス JR小田原駅から徒歩15分ほど
リンク https://www.tojoen.com/

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