旅館に併設する昭和36年創業の老舗銭湯「みなと湯」とは!?

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こんちわっす!

今回は、またまた横浜の歴史ある銭湯の記事になります。とにかく、ひたすら歴史ある銭湯を片っ端から取材してる私ですが、横浜で行きたい銭湯はもうほとんど行き尽くしていて、撮影できてないのが三か所ほど残っている程度ですかね。

今回のターゲットは、横浜の南側である金沢八景の「みなと湯」という銭湯っす。1959(昭和34)年の創業で、今も多くの常連客などに重宝されている銭湯なんすよ!

ということで、そんなみなと湯とはどんな銭湯なのか?

以下で紹介しますね~~

本記事のポイント

・銭湯の建物は格天井がある立派な建物
・男湯と女湯にある巨大タイル絵が大変印象的
・常連さんも多く、たくさんのお客さんで賑わっている

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常連客に愛される老舗銭湯

ということで、今回は横浜にある銭湯の記事になります。

横浜には関内周辺に多いほか今でも市内にいくらか点在しており、今まで仲の湯、永楽湯、間門湯、井川湯、安善湯、いなり湯などいろんな銭湯を取材しては記事にしてきました♨

んで、今回紹介するのは横浜の金沢八景に位置する「みなと湯」という銭湯なんすね!

金沢八景の周辺には、昔は18軒近い銭湯があったみたいです。でも、現在も営業を続けているのは、このみなと湯と、近くにある亀遊館の二軒のみ。。寂しいですな~~

旅館に併設した銭湯

ということで、今回は老舗銭湯の紹介になるわけですが、前回の記事でも説明したように、ここは「みなと旅館」という旅館に併設された珍しい形式の銭湯になります!

上の写真では、右が旅館で左が銭湯っす!

↓みなと旅館に関しては、前回の記事にまとめましたので、よかったらこちらご参照していただければ!!

しかし立派な建物っすね!

東京や神奈川ではこうした寺社風の建物の銭湯が多いのは一つの特徴。これだけ立派な建物ということで、それだけ金があったってことなんですかね。

今回は入浴した後、再度来て営業後に写真撮影をさせていただく旨を了承していただいてました。なので、閉店間近までは隣の旅館で執筆中の本の原稿確認をし続け、22:30頃に再び来館!

本当は22:00に閉業なんですが、普段は常連さんが22:30くらいまでゆっくり先頭を堪能するとのことなので、それを計算しての撮影となりました。

受付は脱衣所から見えないスタイル。

今風っすね!!

受付上部の、この意匠っていうのかわかんないです鳥が波の上を羽ばたいてる造り良いっすね!

料亭でもこういった意匠はよく見る気がする。

浴槽の壁面にあるタイル絵が印象的

では、まずは女湯の方から紹介しようと思います。ちゃんと営業時間後に許可を得て撮影してるので、問題ないっすよ!!(笑)

脱衣所には、写真を見てもわかる通り真ん中にロッカーが置かれていて、そんなに滅びろとしているって感じではないですね。

とはいえ、視線を上にあげると天井は結構高く、そしてこの正方形に区切られた格天井が実に見事っすよね!

横浜市内だと、ココ以外には南区の仲の湯や永楽湯で見られますけど、いつ見ても見応えありますわ。私は今まで二回ほどこの銭湯に来てるんですが、脱衣所いるときはいつも上を見上げながら着替えてますからね(笑)

ベビーベッドもありました

では、あたらめて目線を戻すわけですが、女性側にはやっぱりベビーベッドがありました。

昔は奥さんがココに赤ちゃんを置いてる間に入浴し、その間に泣き叫んだりしたら番台のおばあちゃんが世話したりという協力プレイが行われていたんですよね。

そんなことで、銭湯は周辺住民の方々が顔を合わせる一つのコミュニティでしたが、1970年頃ですかね、そのころからは各家庭に風呂があるのが当たり前になって銭湯のお客さんが減ってしまったという。。

地域での交流が少なくなったものの、ネットでいろんな人との出会いが増えたっちゃ増えた現代ではありますが、まぁ一長一短といったところでしょうか。

では、風呂場に行ってみることにしましょう!

壁面のタイル絵がインパクト大

女湯の風呂場はこんな感じ!

神奈川では、今でも老舗銭湯ではペンキ絵が描かれている箇所がたくさん残ってはいますが、ここはタイル絵なんですね。ヨーロッパの風景をイメージしたものでしょうか??

ペンキ絵だと富士山が描かれるのが定番だったりしますが、この絵は誰が決めたんでしょうね~。ご主人さんに聞けばよかったな。。

全体はこんな感じ。

創業から60年近く経ってはいるものの、風呂場は綺麗で各洗い場にシャワーもついてます。レトロな雰囲気ではあるものの、使い勝手は快適っす!

ちなみに、ここの銭湯が開業したのは1959(昭和34)年とのこと。お隣のみなと旅館は1956(昭和31)年の創業ということで、若干旅館の方が早く始めているようです。

旅館も銭湯も、どちらも今まで営業し続けられてはいますが、「どっちか片方だけだと多分辞めてたと思います」 とご主人さんがおっしゃるように、それは旅館と銭湯をどっちも営業しているからのようです。

確かに、銭湯がセットになっているとなると旅館を選ぶ際に決め手になりやすいっすもんね。ちなみに、みなと旅館も宿泊者であれば銭湯は無料になっています。

二階が泊まれるようになっている大正湯

愛媛県の八幡浜市には、二階が宿泊施設になってる老舗銭湯「大正湯」があったり、あと別府にも、同じく二階が泊まれるようになっている「駅前高等温泉」があってどちらも人気の宿泊施設となっています。

銭湯と旅館って相性良いんですかね??

男湯との仕切りには、こちらもご立派なタイル絵が!

こちらもヨーロッパの湖をイメージした風景っすね。

男湯のタイル絵は実に威勢が良い!

一方、こちらは男湯♨

女湯と同じく、浴槽の壁面には巨大タイル絵が描かれており、女湯との仕切りにもタイル絵がありますね。

鷲か鷹かな??

女湯とは違い、男湯には荒波の中を堂々と佇んでいる一匹の鳥が描かれていますな。鷲か鷹とかその辺の鳥ですよね、たぶん。。

湯船を見つめ続ける鷲or鷹

みなと湯にやってくるお客さんの話をすると、今でもわざわざ電車に乗ってまでやってくる方も多く、先ほども書いたように閉店間際は常連さんがゆっくり銭湯を堪能するということで、実際の時間よりも30分ほど延ばして閉めているそうです。

私が今まで訪問した時も結構お客さんの数は多くて、こんな時代でも賑やかな雰囲気なんですよ!!

お湯は結構熱めっす

そんなみなと湯のお湯は、結構熱めっす。私は熱いのがそんなに得意ではないので、あんま長くは入れなかったっすね(笑)

タイル絵はやっぱりいいな~

椅子は現代風ではあるものの、桶はやっぱりケロリンですね!!

バックヤードも見せてもらえた!

という感じで、男湯と女湯の中を見せていただけたわけですが、ご主人さんと色々話していると、なんとバックヤードも見せていただけることになりました!

なかなかのカオスな光景だ

バックヤードは、やたらたくさんのスイッチがあったり管があったりとなかなかカオスな光景!

ウァンウァンウァンと何かが鳴り響いていて、さらには水をここで温めてお湯を供給しているため、結構な暑さ。

シャワーを浴びて湯船に浸かってリラックスできる銭湯ですが、裏側に入ると一気にこんな世界が広がっているということで、そのギャップには驚くばかり!

スイッチもたくさんあった

めっちゃたくさんいろんな場所にスイッチもあって、「シャワー」「ボイラー」とか書かれてますね。カチカチいじりたくなりはしましたが、勝手にいじって大事になったらヤバいので、どれも触ってませんよ(笑)

配水管もめっちゃたくさん

スイッチだけでなく配水管も凄い数だ!

水がどういう流れを経て風呂場に行き、そこから流れてきた水がどう出ていくのか、目で追うの大変だったので辞めましたww

浄水器によって水は再利用されている

ちなみに、銭湯で使われるシャワーや湯船の水は、常に新しい水を供給しているわけではなく、使い終わった水はこちらの浄水器を通して再利用しているんだそうです。

そうだったんすか、、知らんかった、、

ドンドン新しい水を供給し続けてるのかと思ったんですが、確かにそれだと水道代メッチャかかりますもんね。。もっと銭湯のこと知らんとダメだなと思い知らされましたわ(;・∀・)

おわりに

ということで、以上が「みなと湯」に関する紹介でした!

いや~銭湯の取材って、お客さんがいない時でないと撮影ができないし、いない時でも断られることがあったりで結構ハードル高いんですよね。

でも、今回はスタッフの方も社長さんも凄く親切に対応していただいて、とても楽しい取材となりました!!

横浜の銭湯は結構たくさん取材してきたものの、まだ取材や記事化できてない場所が数か所あるので、これからもバンバン紹介していきますよ~~

ではでは~

参考文献

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詳細・地図

住所 神奈川県横浜市金沢区六浦東3-1-23
営業時間 14:00~22:00
定休日 木曜日を除く毎日(正月三が日は休業)
駐車場 無料
電話番号 045-701-8349
アクセス 京浜急行の追浜駅から徒歩8分
リンク http://www.minatoyu.com/

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コメント

  1. 黄川田 より:

    昭和36年創業で老舗なんて言われると困ってしまいます。老舗というからには昭和一ケタでないと。。昭和31年生まれの私は困っちゃう。

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