富士山麓にある超フレンドリーなクワガタショップ「TOP GUN」の背景に迫った!

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日本のクワガタ採集の歴史

お店の歴史を聞いた後、話題はクワガタ採集の歴史に。私も、クワガタ採集の歴史に関しては結構気になることが多かったんですよね。でも、その答えを知っている人がいなかったため、その辺のことはなかなか解明することができず。。

ただ、この店主さんはその辺のことを知っていたので、以下に書いていきますね!

そもそも、日本人はいつからクワガタやカブトムシを採集するようになったのか?

この疑問に関しては文献が残っているのかすら謎ではあるものの、店主さんが小学生の頃だった40年前では、夜になって街灯の下を探してはガソリンスタンドで売っていたそうです。

その1980年の頃はまだオオクワガタに関して世間の認知度は大きくなかったそうです。というのも、そもそも野生に生息する天然のオオクワガタを見つけるのは大変難しいですし、ネットもない時代ですもんね。。

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オオクワガタに革命を起こした菌糸瓶

山梨県産の天然オオクワガタ

でも、”森のダイヤモンド”といわれるオオクワガタは次第に世の中に知られるようになります。オオクワガタは、今から30年前と20年前に二度のブームがおこり、それによる乱獲などでかなり個体数も減少していったそうですが、そのブームになった要因は”養殖(ブリード)をした人が販売し始めたから”なのだという。

今でもそうですが、オオクワガタは木の表面にいることはまずなく、素人ではまず見つけることは難しい昆虫。そのため、養殖をした人が販売したことから認知度が上がってブームが巻き起こったのだという。

養殖によって大きなオオクワガタが!

養殖はオオクワガタに多くの影響を与えており、一番大きな要因はクワガタのサイズ。最初は山で獲れるオオクワガタの方が養殖のものよりもサイズは大きかったものの、次第に養殖の技術が上がっててきた関係で養殖したオオクワガタのサイズがデカくなり始めて逆転していったそうです。

なるほどね~。んで、その大きな要因が菌糸瓶(きんしびん)の存在なのだという。

革命を起こした菌糸瓶

これらの菌糸瓶、もともとは山梨でクワガタを採集している人がいて、たまたま農家の方から「あ~それキノコの菌を食うやつだろ?」って言われたのがきっかけで誕生したそうです。

菌糸瓶とは「粉砕した広葉樹にキノコ菌を植えて、木の成分の一つである『リグニン』を分解させ、幼虫が食べやすいえさにしたもの」であり、キノコ菌が入っているんですね!

農家の方から「キノコ」というワードを聞いたその採集者が、この菌糸瓶を思いついたんですって!!

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20年近く前に灯火採集が誕生

街灯採集は昔からの採集方法

クワガタ採集は、採集方法に関しても歴史ありです!昔は、街灯採集やクヌギなどの樹液が出ている場所を頼りにするなどの方法が主流だったそうです。

ただ、ここ17~18年くらい前には灯火採集がでてきたとか。そうです。明るい場所に向かってクワガタなどの昆虫は飛んでくるわけですが、最初は街灯の周辺を探す方法くらいしかなかったわけですが、徐々に自らバッテリーなどを使って明かりを照らして光に寄ってくるクワガタたちを採集する灯火採集も主流になってきたのです。

樹液に群がる昆虫

それまでは樹液を目当てに採集をしていたため、樹液が出る場所じゃないとクワガタ採集は難しかったものの、灯火採集が誕生したことで、樹液が出ていない場所でも明かりを灯せば採れるようになった。そのため、三大産地以外の他の場所でもオオクワガタの採集が可能になったそうですよ!

なるほどね~先ほどのオオクワガタもそうですが、クワガタの採り方などもそんな背景があって今に至るんですね~!

なぜ韮崎に台場クヌギが多いのか?

山梨のクワガタ採集
オオクワガタ三大産地

あと、気になっていたのがこの疑問。日本にあるオオクワガタ三大産地と言われるのは山梨県韮崎市、大阪府能勢町、佐賀県筑後川流域ですが、このうちの二箇所(山梨県韮崎市と大阪府能勢町)には、多くの台場クヌギが存在していることで、オオクワガタが多く発生しているわけです。

山梨県韮崎市にある台場クヌギ

山梨県韮崎市でいえば、市内北部の山側に行けば上の写真のように多くの台場クヌギを見かけることができます。ちなみに、台場クヌギとは人工的に作られたクヌギなんですね。

ということで、そもそも何で韮崎にはたくさんの台場クヌギが存在するのかという点。その背景に関しても店主さんが答えてくれました。

店主:「あ~あれは農業用の肥料なの。クヌギって切った所から枝が生えてくるでしょ。韮崎って昔は交通の便が悪く輸送が出来なかったから、現地でその肥料を賄わなきゃいけなかったんです。それであの台場クヌギが出来たって感じです。」

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東京から山梨へ通じる中央本線

そう、山梨って今では中央自動車道や中央本線が開通している関係で、今では東京や神奈川県からでも比較的容易にアクセスが可能になっていますね!

でも、周囲が山に囲まれた山梨県の甲府市や韮崎市はそれ以前は非常にアクセスが悪く、都会へ輸送する際は南へ下る富士川を下って江戸へ輸送をしていたくらいですから。。

クヌギの木の枝は、畑にまくと有機肥料になるため農家の方にとってはとても重宝されていたとのこと。大阪の能勢の方も、へき地ということで韮崎と同じような背景があって台場クヌギが作られていたそうです。

人間の頭くらいの高さで切られるクヌギ

さらにさらに、台場クヌギは上の写真のように人間の頭より少し高いくらいの高さで二手に分かれたりしているのですが、この高さにも意味があるそうです。それは、盗まれないため!

下の方で切っちゃうと、みんな肥料が必要だから枝を簡単に盗まれてしまうため、そうならないようにはしごなどを使わないと登れない高さ

なるほどね~、だから台場クヌギって高い場所で枝分かれしているのか(*’▽’)

大変面白い取材になった!

そんな感じで、あっという間に一時間以上が経過したところで取材は終了。店の歴史だけでなく、クワガタ採集の歴史など本当に多くの事を学べた本当に貴重な機会になりました!!

本当にフレンドリーな店主さんなので、皆さんも富士山の近くに来た際には、ぜひ「TOP GUN」に寄ってみてください!

おわりに

近くに来たらまた寄ってみよ!

いや~やっぱりお店っていうのはそのご主人の人柄が全てですわ!

今まで知の冒険の取材では、こんな感じですごく話しやすい店主ということで急遽取材をすることになったり、逆に取材をしようと思ったのにいろいろあって取材できなかった場所もあったり。。

それを左右するのはやっぱり店主さんの人柄。お店は常連さんらしき方が多く、多分店主さんの人柄で常連になった方も多いんじゃないかな。

お店を維持するの、すごく大変だとは思いますがこれからも続けていってほしい今日この頃です(*’▽’)

参考文献

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詳細・地図

住所 静岡県富士宮市山宮266
駐車場 無料
電話番号 0544-58-8005
アクセス 新東名高速道路の新富士I.C.から車で20分ほど
リンク http://web.thn.jp/top-gun/

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