つげ義春ゆかりの穴場旅館「山光荘」に癒された!

↑更新・取材裏情報はTwitterにて(^ ^)

スポンサーリンク

昭和レトロ館満載の館内

前のページでは、山光荘の背景だとかその辺を紹介しましたが、このページでは館内の雰囲気だったり、私が宿泊した時に見つけたものとかその辺を紹介したいと思います!

こちらはロビーですね。建物自体は、造り酒屋を始めた時に建てたものらしく、女将さんは明治時代の時のものって言ってた気がしますが、違ったらすみません。。

良い素材を使ってそう

ということもあって、太くて頑丈な木材を使っており、釘を使わずに木を組んで建てられている作りが見られたりもします。

天井も今の建物に比べると低いっすね。さすがに、頭をぶつけるほどの低さではないっすけど。

なんでこうなった??

あと、面白かったのが廊下にあったこの木。

廊下から生えた木は、見事に天井を貫いておりました。この木を切るわけにもいかず、どうしてもこのように廊下を作りたかったからこんな感じになったんでしょうか?

女将さんにこの背景聞いておきゃよかったな。。

見事にぶち抜いておる・・
「長八の間」がある蔵

んで、私が宿泊した「長八の間」という部屋があるのはこちらの蔵っす!

壁が、見事になまこ壁となっており、前のページでも紹介した入江長八による作品が窓の周辺に残されています。

長八の間は、他の部屋に比べてお高い値段になってますけども、せっかくこの宿に泊まるんであればマジでオススメっすよ!

「経験は、多少の金額の違いであれば買っといたほうがいい」ってのが、私の持論っす!!

札っすね
蔵の二階が部屋になっている

蔵の二階が部屋になっており、こちらが「長八の間」っす!

部屋は風情を感じる襖に、とても落ち着く雰囲気。窓の外も緑豊かで、とにかく静かな場所なんですよね。

何かの作業に没頭するのもいいし、リモートワークとかもここでやると、はかどりそうな気がする。

風情ある襖

んで、この部屋にはまさに昭和感じる懐かしいものも置かれておりましてですね、、、

懐かしのべープマット

まずはこれ!!

平成生まれの方だと見たことない方が多いんじゃないかともいますが、ベープマットっすよ。これ、何をするものかわかります??

そう、蚊ですよ!

いわゆる蚊取り線香のようなもので、コンセントを刺すと電源が入って熱によって本体が暖まり、この袋に入っているマットを置くと、その熱によって蚊が嫌う匂いを発っするってやつ!

ウルトラレトロな電話機

さらにはこれ!

もう見た瞬間びっくらこきましたが、素晴らしくレトロな電話機っすよね。しかもこれ、電話線がつながっていて今でもつながるんですよ!

でも、疑問なのが、ボタンに書かれている英文字の存在。。

何で各ボタンに三文字ずつアルファメットが書かれているのかわからず、女将さんに聞いてみたら、、、

「えっ、私こんなアルファベットが書かれてるなんて知らなかったわ。。多分ここ数日で書かれたんだと思う!お客さん、よく発見したね!」

というまさかの展開に。。ホラーやww

誰が、何のためにアルファベットを書き込んだのだろうか。。

囲炉裏もいいっすね~

そして部屋だけではなく、こうしてロビーの隣には囲炉裏もあるんすよ!

奥にはもう使われていない、超古いブラウン管のテレビもあったり、この空間に浸ってるだけで幸せな気分になれますよ!

松崎温泉で疲れを癒す

ちなみに風呂は、天然の松崎温泉。

宿泊時はいつでも入ることが出来ます。

伊豆に残る名工『伊豆の長八』の足跡

そして山光荘において欠かすことが出来ない人物の一人が、入江長八(いりえ・ちょうはち)になります。

全国的にはそこまで知名度がある方ではないかもしれないですが、松崎町には長八記念館や長八美術館があることから、この街に繰ればすぐその名が耳に入るだろうその人物。

彼は、1815年にこの松崎町に生まれ、漆喰と鏝(こて)で絵を描き彫塑して彩色するという独特の方法を編み出したのです。

東京には彼の作品が多く残されていたようですが、その多くが関東大震災により姿を消してしまい、今彼の作品は本当に少ないようです。

旧岩科学校に残る長八作の龍

松崎町では、長八記念館、長八美術館、あとは旧岩科学校などに彼の作品が残されていますが、それが山光荘にも残されてるんすよ!

窓附近に残る長八の作品

それは長八の間の窓附近に残されています。

部屋からも廊下からも間近で見れるわけではないっすが、ちょっと遠くからではあるものの廊下からはこんな感じで見ることが出来ます。上の写真に写ってるのは虎っすかね!

白い漆喰に塗られた壁面に浮かぶ感じで描かれた虎、躍動感が伝わってきますな!

天井には龍が
こちらも虎かな
こっちには鳥が
こちらも長八作

あと、囲炉裏があるフリースペースにも、長八作のだるまが展示されています。という感じで長八に関して紹介してはいますが、私があんまり長八に関して深く理解できていないというね。。

山光荘へと宿泊する前、本当は長八記念館によってそこで色々解説を聞いて深く学ぼうと思ったんですが、長八記念館がコロナの緊急事態宣言で開いてなかったんですよね。。

まっ、長八記念館はまた今度行けばいっか(;’∀’)

夕飯は海の幸満載

蔵の一階で夜飯を

ちなみにここ、夕飯も結構豪勢だったので、その写真も載せておきますね!

長八の間に宿泊した場合は、蔵の一階がこんな感じで食事スペースになっているので、朝飯と夜飯はここでかっ食らう感じになりやす!

なんとも贅沢な夕飯や

18:00に夕飯となったんですが、次々と食事が運ばれ、もはや何品あるかあわかりませんがとにかく豪華な夕飯となりました。

近くの港で揚げられたもののみならず、自家栽培で育てた新鮮な野菜も用いられていて申し分ない食事となっております。

長八の間に宿泊して1泊2食月のプランだと二万円ほどっす。宿泊費としてはどうなんですかね、平均がどのくらいかわからんですが、安いってわけでもなければそこまでバカ高いってわけでもないっすよね。多分。でも、泊まって損はないと思います!

刺身めっちゃ美味かった

どれがどの魚かはちょっと忘れちゃったんですが、刺身は新鮮でマジで美味かったっす!

伊勢海老もあったよ

これは伊勢海老だったかな?

マヨネーズにつけて食うんですが、これが相性いいんですよね。マジでいくらでも腹に入るレベルの旨さだったっす!

瓶のキリンレモンをチョイス

「飲み物はどうされますか?」

と言われて、私は酒が激弱という以前に酒が好きじゃないので、ソフトドリンクをチョイス。「キリンレモンならありますよ!」ということで、それにしたら瓶のキリンレモンが登場!

瓶って良いっすよね、口当たり効果なのかわかりませんが、とにかくうまい!

おわりに

現在、女将さんは95歳とのことですが、命が続く限りは旅館を続けるとおっしゃっていました。さらには、娘さんが継ぐ予定もあるとおっしゃっていましたので、まだ山光荘の歴史は続いていきそうです。

松崎町はなかなかアクセス面でもいい場所とはいえないですが、車があれば東京からでも一泊二日で泊まりに行く事は可能な距離ではありますので、ぜひこの知られざる名旅館へと足を運んでみてはいかがでしょうか!!

ではでは〜〜

参考文献

↓よければクリックをお願いします

詳細・地図

住所 静岡県賀茂郡松崎町松崎280
駐車場 無料
電話番号 0558-42-1047
アクセス 東名沼津I.C.より三島経由国道136号線⇒松崎約72㎞(下田より27㎞)  
リンク http://www.sankousou.com/

知の冒険TOPへ

↓↓twitterもよろしくです
※ほぼ毎日つぶやき中
こちらの記事もどうぞ!
この記事も読まれてます!
関連コンテンツ
関連コンテンツ



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です