今回の記事は、千葉県木更津花街の中心地にある銭湯「人参湯」に関する記事になります。といっても、この銭湯は現役ではなく2011年に廃業してしまった銭湯なんですけどね!
実はこの銭湯、本当は記事化する予定ではなかったんですが、思わぬ偶然によってここの主人から話を聞くことができたという背景がありまして( ´ ▽ ` )ノ
いや〜最近いろいろなスポットを回っていますが、なんかその辺の変なアンテナが敏感になってきたんでしょうか。。ま、それは置いといて、そんなわけでご主人から木更津花街の中心地にある人参湯の歴史をトコトン放出していきますよ〜〜!!
それは、偶然の出会いから始まった!
この人参湯は本来記事化する予定ではありませんでした。というか、そもそもこの銭湯が存在していることすら木更津を訪問するまでは知りませんでした(⌒-⌒;
木更津に来た目的は、木更津の花街や遊郭の歴史に関して調査するためでした。ただ、花街を歩いていると、結構強烈な建物が目の前に飛び込んできたわけです!
うわ、なんじゃこりゃ(((o(*゚▽゚*)o)))
えげつない遺構が目に飛び込んで来たと思ったら、こちらは『人参湯』という銭湯なんだそうな。ただし、すでに営業は終了しており建物には誰もいない。。
こんだけの遺構、話して中はどうなっているのか時になるところですけど。。と思ったら、とある張り紙が目の前に飛び込んできました!!
どうやら、この人参湯の建物を会場にした懐古市を行うとのことでした!その日にちは2019年2月9日。この日な木更津に行く予定ではなかったのですが、これはせっかくの機会だからと思い、再度この日に木更津へと向かうことにしたわけです!!
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そして、再び2月9日に人参湯へと参上。ここを訪れるために、片道1,800円近くかけて電車に乗って木更津までやってきましたよ!!
が、あれ!?銭湯開いてないやんけ´д` ;
おいおい、わざわざこのためにやってきたのに開いてないって一体何がどうなってるんだ??
と、途方にくれる私。。が、その時、隣のコインランドリーから出てきたとあるおっちゃんが私の前に現れたので、もうダメもとで話しかけてみることに!
私:「すみません、今日ってイベントが行われるって書いてますがやってないんですかね??」
おっちゃん:「あ〜今日はね、連絡があったんですが、やらないらしいですよ。あ、見たければ中見てみますか?」
えっ、どういうこと?と思ったら、なんとそのおっちゃんはここの建物のご主人さんでした( ´ ▽ ` )ノ
やった!本当にたまたま私が訪問した時におっちゃんがいたからこうなりましたが、もし出会っていなければ仕方なくこのまま帰るところでしたよ。。いや〜本当にすんごい偶然!!
ということで、ご主人さんに人参湯の内部を色々と案内していただき、最終的には二時間近くも話し込むことになりました。ということで、その全貌を以下で紹介していきますね!!
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昭和レトロな雰囲気の銭湯に感動!
ではでは、早速銭湯の中に入ってみることにしましょう!
入り口はこんな感じ。羂索材料が木材であり、なんか中の空気や雰囲気がもう今の建物にはない、やっぱりどこか懐かしい。早速男湯と女湯に分かれているわけですが、その前に、私の視線は真ん中にある福助に(*’▽’)
こちらの福助は、九谷焼で作られたタイルなんだそうです。今では福を招くというと、七福神とか招き猫とかになるんですかね。このピンクと緑という色選びがまた何とも言えないレトロ感を感じます( ´ ▽ ` )ノ
ピンクと緑ってカフェー建築のタイルでも何度か見かけたことがある気がしますが、よくあるコンビネーションなんですかね??
そして下駄箱はこれ!今のスーパー銭湯にあるような錠型の鍵ではなく、木札のものですよ!これは今の銭湯にはないタイプですよね。
ただ、今のキーに輪ゴムが付いているような形式ではないので、鍵を紛失したりというケースが結構あったんじゃないですかね。というか、結構な数の札がないですが、一体どこに行ったんでしょう??
内部はすごい開放感!!脱衣所は結構な広さであり、さらには天井がとても高い。前回の訪問では中を見ることができず、ようやく中には入れて感動っすわ( ^^)
ただし、昔は凄い人で銭湯内はすごく混雑していたそうです。まだ戦後などはそれぞれの家にお風呂がなかった時代。木更津の歓楽街には人参湯以外にも銭湯はあったようですが、それでも市民やこの周辺にある花街に遊びに来た方など多くの方に利用されていたのです。
そのため、ご主人も裁ききれず入浴料を払わないで入ってしまうお客さんとか、あとは表がいっぱいになってしまい裏からもお客さんが入ってきたりとカオスな光景が広がっていたそうです(笑)